「病気の子どもへ私の髪を使ってほしい」髪提供ボランティアの輪が広がる

Text by

  • 2
JHDAC

JHDAC

自分の髪の毛を切って贈る「ヘアドネーション」の活動が広がりをみせています。

病気で髪を失った人へかつらを提供

「ヘアドネーション」とは、病気や事故などで髪の毛を失った人へかつら用の髪を提供するボランティアです。

欧米ではポピュラーなボランティアとして知られるこの活動を日本で唯一行っているのが、NPO法人「ジャパンヘアドネーション&チャリティー(JHDAC)」です。

全国各地から寄付で集めた髪の毛で、人毛100%の医療用かつらを無償で提供。

JHDAC

これまで、小児がんや怪我などで髪を失ったり生まれつき髪がない子どもたち約80人にプレゼントしてきました。

温かいメッセージとともに提供

提供者は、全国各地の子どもから大人まで3万人を超えるとのこと。

ホームページFacebookには、提供者から髪とともに添えられたメッセージが紹介されています。

JHDAC

JHDAC

JHDAC

JHDAC

JHDAC

JHDAC

こちらは、提供された本人からの返信です。

JHDAC

また保護者からも、

「提供してもらった髪形が手術前と同じだったので、以前の元気な姿を思い出して感激し、娘も美容室で楽しそうでした」

「感謝してもしきれない、これをきっかけに助け合う大切さを子どもに教えたい」

などと、感謝の声がよせられています。

美容師が立ち上げた活動

この活動は、2008年に美容師3人が中心となって立ち上げたものです。

JHDAC事務局の方に設立のきっかけをお聞きしたところ、次のような回答を頂きました。

「自分たちのサロンを立ち上げる際に“美容師という仕事が社会で新しい役割を果たせないか”と考えたことがスタートです。美容師の仕事は、髪の毛があるからこそ成り立っています。だからこそ髪の毛を使って恩返しできないかと考えました」

設立当初は、髪の毛のプロである美容師にすら認識されていない状態だったそうですが、今ではこの活動に賛同しヘアドネーション用にカットしてくれる美容室が全国各地に広がりました。

1体のかつらを作るのに2~30人の髪が必要で、現在も約60人の子どもが待っています。

提供する最短の長さは31センチ、ダメージがひどくなければカラーやパーマした髪も使用できるそうです。

JHDAC

髪を失った人に対する偏見が少しでもなくなるよう今後も活動を広めていきたいと、事務局の方はおっしゃっています。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking