太陽の光を浴びると、肥満や糖尿病が抑えられる-英豪マウス研究

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Flickr_cheeta88

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最近は皮膚がんとの関連から、紫外線を浴びることが危険視されているが、この度、適度な日光浴による肥満や糖尿病を抑える効果について、研究機関から発表があった。

栄養を与えたマウスにUVライトを照射

西オーストラリアのテレソン児童機構、エジンバラ大学、サザンプトン大学の合同調査チームは、栄養を過剰に与えたマウスに、UV(紫外線)ライトを適度に照射した。

体重増加が緩やか、糖尿病の兆候もなし

その結果、ライトを照射されたマウスは、体重の増加の速度が遅くなった。また異常なブドウ糖の増加など、糖尿病とのつながりを警告するような兆候も見られなかった。

一酸化窒素のクリームでも体重が抑制

そもそも紫外線治療の効果は、一酸化窒素と呼ばれる化合物と関係がある。肌が太陽にさらされることで、一酸化窒素が血中に放出され、血圧を下げることも確認されている。

そこで研究チームは、一酸化窒素を含んだクリームを、太ったマウスの肌に塗ってみた。すると紫外線を照射した時と同じく、体重増加を抑制する効果が認められた。

これまでの太陽光線の効果

太陽を浴びると、人の骨や歯の形成に必要なビタミンDが体内に蓄積されたり、一酸化窒素で心臓や血管にも良い効果をもたらしたり、することも明らかになっている。

精神衛生面でも、うつ病には太陽の光を浴びるのが良いとされ、さらに日光浴をする人は、しない人に比べて寿命が長くなるという知見も得られている。

結果を人間に当てはめるには時期尚早

しかしマウスは本来夜行性の動物で、毛皮で覆われており、普段から多くの太陽光線を浴びてはいない。

そのため研究者は、日光が人間の体重増加や糖尿病のリスクに対し、マウスと同じ効果があるのか、今後も慎重に確かめていく必要があると語る。

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