【エクソシスト】悪魔払いの存在意義をローマ教皇が認める

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Flickr_Marty Stalker

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「エクソシストは、悪魔の仕業のために苦しんでいる人々に対する、教会の愛と奉仕の精神を表わしている」
これは先日、カトリックのローマ教皇フランシスコが、国際エクソシスト協会員300人へのメッセージとして語った言葉だ。

エクソシストとは?

ご存じの方も多いと思うが、「エクソシスト」とは悪魔払いの儀式を執り行う司祭のことで、かつてはキリスト教への改宗の際に精神的均衡を崩し、狂乱状態になった人々の不安を取り除く役目も負っていた。

実は歴代教皇も認めていた

科学が進んだ現代において、教皇がその存在を擁護することをいぶかる方も多いかもしれないが、実はエクソシストはローマ教皇庁公認の存在で、ヨハネ・パウロ2世やベネディクト16世など歴代の教皇も、その存在意義を認める発言を繰り返してきた。

エクソシストの元祖とは?

というのも悪魔払いが、もともとは新約聖書の中でイエスがサタンを追い払ったことに由来しており、また異常行動を起こす例は、ほとんどが精神分析や心理学で説明できるものの、依然として、現代科学でも解明されない症例も存在する、と考えられているからだ。

悪魔払いが中世の魔女狩りへ

しかしこの悪魔払いの儀式は、中世では魔女狩りにつながった面があるとして、バチカンは儀式を一般化することには慎重な姿勢をとってきた。

また現在でも多くの弊害が指摘され、2011年にはバージニア州の男性が、2歳の娘の身体から、悪魔を追い払おうと殴り続けた結果、死に至らしめるという事件も起きた。

現代のエクソシストとは?

南カロライナの教区司祭ロングネッカー氏は、livescienceの中で次のように語った。
「現代のエクソシストは、映画とは全く異なる。彼らは心理学や精神的な問題の両方に豊かな経験を持っており、専門的なトレーニングも必要とされている」

またイタリアの教会では実際に、悪魔払いの前には必ず患者に、精神科の診断を受けさせることを義務付けている。

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