フロリダの女性、心肺停止から45分後に奇跡の復活、脳機能も異常なし

2014年11月13日 14時30分

2014年11月13日 14時30分

Flickr_Amanda Mabel
Flickr_Amanda Mabel

今から約1カ月前、フロリダで信じられない事態が起きた。9月下旬、ルビー・グラウペラ・カッシーミロさん(40)は、出産のため病院で帝王切開の手術を受けていた。

帝王切開の手術後に心肺停止

手術は無事に終了し、彼女はリカバリールームに運ばれた。しかしその直後、医師はルビーさんが呼吸していないことに気が付いた。羊水からの液体が血流に侵入し、心臓と肺の機能が停止する「羊水塞栓症」を引き起こしていた。

羊水塞栓症とは?

「羊水塞栓症」とは、羊水にある胎児成分(細胞や毛など)が母親の血液に入り込み、血管を詰まらせるもので、一般的に35歳を超えた女性に見られる症状だが、非常にまれで、8万件の出産につき1件の割合でしか起きない。

心臓が動き出すがすでに45分経過

医療チームは呼吸を取り戻させるため、すぐに心臓マッサージを行った。しかし時間は刻々と過ぎていく。除細動(電気ショック)を繰り返し、再び心臓は動き出すが、すでに停止してから45分が経過していた。

心肺停止10分後で蘇生率は0.0%

一説では、心肺が停止してから10分経過すると、蘇生率はほぼ0.0%といわれている。仮に心臓が動き出しても、ほとんど脳は死んだ状態にあるとされる。

脳の機能に異常はなく、数日後には退院

しかし、ルビーさんは蘇生後も脳の機能に異常はなく、数日後には退院し、家へと帰れるようになった。

医師のアンソニー・ダルダーノ氏は、SunSentinelの中で次のように語った。
「これまでの医療現場でも、このような経験はありません。あの出来事は本当に説明がつかない。奇跡としか言いようがありません」

現在、ルビーさんは家族と共に、つつましくも幸せな日常を送っているという。

注目の記事