グルテンフリーダイエットは本当に健康的か?米機関が商品を調査

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Flickr_The 10 cent designer

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ジェシカ・アルバやミランダ・カーなどの、海外セレブが実践して知られるようになった「グルテンフリーダイエット」。これが今、美容・健康志向の高い人たちの間で新しい食習慣として注目されている。

実際、国立研究センターによる調査でも、1000人のアメリカ人のうち、63.0%の人がグルテンフリーの食事が消化を助け、胃腸の機能を高め、免疫機能も強めると考えていることが分かった。だが実際に商品を調査したところ、それらの予想を裏切る結果となった。

グルテンとはタンパク質の一種

そもそもグルテンとは、小麦や大麦、ライ麦などで生成されるタンパク質で、うどんやパンのモチモチ感や弾力の基になるもの。

その中に含まれる「グリアジン」という物質は、食欲を促進させ、血糖値を上げる。それを下げようとインスリンが過剰に分泌され、脂肪を溜め込み、結果として太りやすくなり、シミやシワも促進すると言われてきた。

またグルテンフリー食品には、ビタミンやミネラルが多く含まれていると思われてきた。

12分野、81品目の食品を実地調査

しかしコンシューマーリポートが12カテゴリーに渡る81品目のグルテンフリー商品を調査したところ、栄養素は寄せ集めで、しかも多くは鉄分や葉酸も含まれていなかった。

風味を補うため脂肪や糖分が多め

また小麦などには風味と歯ごたえがあるが、グルテンフリー食品は風味を補うため、脂肪や糖、ナトリウムなどを加えており、多く摂取しやすくなっていることも判明した。

商品調査で栄養素の実態が明らかに

例えば「ウォルマート」で売られている通常のブルーベリー・マフィンは340カロリーだが、そのうち脂肪が17g、糖分が24gとなっている。一方、グルテンフリーのブルーベリー・マフィンは、370カロリーで、脂肪は13g、糖分は31g。

さらに「トーマス」の通常のプレーン・ベーグルは270カロリーで、脂肪は2g。「ユーディーズ」のグルテンフリー・ベーグルは290カロリーで、脂肪は9gとなっている。

グルテンは中性脂肪や血圧を改善

そもそもグルテンをバランスよく摂ることは、中性脂肪や血圧の改善を促す。また消化器官の健康的なバクテリアの力を助け、炎症を減らすことに役立つ。

ただしアレルギーのある人がグルテンを摂取すると、小腸が過敏に反応して消化不良になり、腸から栄養の吸収ができないセリアック病にかかる恐れもあるので、注意が必要だ。

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