警官だった息子に代わり、タリバン兵から村を守った母親

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Flickr_isafmedia

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混迷を深めるアフガニスタンで、1人の女性が称賛を浴びている。

彼女の名前はレザ・ガルさん。息子は警官だったが、先日タリバンの兵士に殺された。

死んでも殺した相手を討ち果たす

戦いを続けている警察の前哨基地で、レザさんは息子の遺体と対面。その後、銃を手に取り、他の女性たちとともに戦闘に参加した。

ガルさんはNBC News に次のように語った。
「まだ若い私の息子の遺体を見た後、私は死んでも、子供を殺した相手を討ち果たそうと決心しました」

400人の敵と7時間に及ぶ激しい戦闘

しかし戦闘に参加したのは、復讐のためだけではない。彼女はアフガニスタン西部にあるファラー州のバルボロク地区に住んでいたが、皆が暮らす村を守るという目的もあった。

11月17日の明け方に、およそ400人のタリバン兵士が村を急襲。ガルさんは警察官と共に応戦。約7時間に及ぶ激しい戦闘の末、敵の攻撃を退け、村を守りきった。

報告ではタリバン側の死者は25人、5人以上が負傷しているという。

将軍も母親らの勇気を称賛

戦闘にはガルさんだけではなく、彼女の娘や義理の娘も参加した。彼女らも、最後の弾丸が尽きるまで戦いに参加すると宣言している。

アフガニスタン軍のアブドゥル・ラザク・ヤキビ将軍は、家族の勇気がファラー州の人々や、警察官によって長く記憶されるだろう、と述べた。

先月イギリス軍が全面的な撤退を始めた。13年にも及ぶ戦闘での兵士の犠牲者は、453人。またこれまでの戦いで、数万人のアフガニスタン人の命が奪われたという。

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