アフリカ・ケニヤで、ハッカー集団と思われる中国人77人が逮捕される

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Flickr_Donna Muccio

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12月4日、アフリカ・ケニヤの首都ナイロビで、ハッカー集団と思われる中国人77人が逮捕された。

ケニヤ政府のサーバーにもハッキングか

彼らは、ナイロビ北部郊外にある高級住宅街、ルンダ地区にある家で生活しており、家宅捜索によって住宅からは最新の通信装置が発見された。それらの機器は、ケニヤ政府のサーバーにハッキングすることも可能だったとされている。

ケニヤ警察、犯罪調査官のネドガ・ムホロ氏は、新聞の中で次のように語った。
「私たちは専門家を招いてスパイ活動をしていたかどうかの分析を進めている。彼らはどうやら特別なミッションのために送り込まれたようだ」

国連事務局や米大使館の近くに拠点

中国人らが借りていた住宅は、国連ナイロビ事務局や米大使館に隣接する地域に、複数存在していた。

逮捕されたきっかけは、これらの家のうちの1つが火災に見舞われたことで、これにより1人が死亡したとされる。さらに調査の結果、多くの中国人が「軍隊の兵舎」のような状態で生活していたことも分かった。

銀行システムに侵入していた可能性

中国人グループは銀行のATMカードを偽造しており、警察はマネーロンダリングや、ネット詐欺に関与していた可能性も示唆している。一連の家宅捜索でも、銀行口座やATM、さらにモバイル・バンキングシステムへの侵入可能な装置が発見されている。

英語も話せず、パスポートもない

77人のうち37人の容疑者は、すでに「指令センター」と思われる違法なラジオ局を運営していたとして起訴された。また彼らの多くは英語を話せず、何人かはパスポートなどの身分証明書も持っていなかった。

ケニヤの外務大臣は、この件について在ケニヤ中国大使を召還した。その後中国大使館は、逮捕された男たちは中国当局の情報要員ではないかという懸念に対し、声明で「これは通信詐欺事件である」と発表した。

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