印でレズビアン向けの相談窓口に電話殺到。しかし男からの珍質問ばかり

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Flickr_Ryan

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かつてマドラスと呼ばれたインド南部の中心都市、チェンナイ。その街には、レズビアンの人に向けた悩み電話相談の窓口が存在する。

しかし掛かってくる電話の80.0%は男性からで、とんでもない珍質問ばかりが続出しているという。

「電話番号を教えてくれ」という内容も

この悩み電話相談を運営しているのはインド社会福祉団体で、同性愛の人がボランティアとして電話の応対に当たっている。

24歳の女性、アクサムさんも、ボランティアで悩み相談に対応している。しかし彼女によれば、電話を掛けてくる男性に対処するのは、非常に大変だという。

彼女はMirrorの中で次のように語っている。
「男性の中には、レズビアンに対する好奇心から電話を掛けてくる人もいれば、レズビアンの女性の電話番号を教えて欲しいという人もいます。仕方なく私たちは女性らに、電話番号を教えていいか、と聞きましたが、みんな拒否しました」

また、次のようにも語っている。
「他にも、どうやったら女性が他の女性にひきつけられるのか、という質問や、そういう女性と関係を結ぶにはどうすればいいのか、という質問もありました」

福祉団体の存在を知りサポートを受ける

この悩み電話相談は、チェンナイの北部でレズビアンのカップルが自殺したことを受けて、2009年に開設された。

ここで働いているアクサムさんも以前、自分がレズビアンであることに、ずっと悩んできた。インターネットを通して、同じような悩みを抱えている人を知り、自分は1人ではないと分かったが、それでも自分の気持ちを、他の人に伝えることを恐ろしく感じていた。

しかし数年前にインド社会福祉団体の存在を知り、サポートを受けることになる。この団体は家族から無理矢理、男性と結婚させられるレズビアンの女性を匿うこともしており、駆け落ちしたレズビアンのカップルへ援助もしていた。

自殺をほのめかす相談も寄せられる

しかし多くの人はこの団体の存在も知らず、サポートも受けられず、自分自身を理解することができずにいた。そのため、このような電話相談窓口が作られたという。現在、1日に25件もの深刻な相談が寄せられている。

アクサムさんはMirrorの中で次のように語っている。
「電話の中には、無理矢理男性と結婚させられそうになっているレズビアンの女性から、『今、自殺を考えている』という深刻な相談もあります」

この悩み相談窓口には現在、州全体のさまざまな地域から電話が寄せられ、シンガポール、オーストラリア、ロンドンなどに住む、南インドの女性からも相談が持ちかけられている。

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