飛行機の電気系統が故障しシステムがダウン。iPadのナビで無事に生還

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Flickr_Chris Kennedy

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アメリカから、電気系統が故障した小型飛行機が見事に困難を乗り越えた、というニュースが届けられた。

それは、制御システムがダウンした機体の中でも、パイロットがiPadを使って近くの空港を探し、無事に着陸したというものだ。

着陸装置も電気系統も全滅

Mirrorによれば、その男性パイロットの名前は明かされていないが、どうやらかなり腕の立つベテランのようだ。

彼は単発エンジンのプロペラ機「Piper PA-24 Comanche(コマンチ)」を操縦し、ワイオミング州からウィスコンシン州へと飛行していた。しかしサウスダコタの南西にあるラピッドシティから128km離れた地点で、突然問題が発生した。

まずは機体の着陸装置が働かなくなり、同時に電気系統が故障。完全に制御システムが使えなくなった。唯一機能していたのは、速度と高度のインジケーターだけだった。下の写真がコックピット内。

Flickr_Tumbleson Aviation Consulting

これらの機器が、ほとんど使い物にならなくなった。

 iPadで空港を見つけ、胴体着陸

緊急着陸をするため、パイロットは同乗していた妻に、iPadを出すように告げ、それを使い現在位置から最も近い空港を見つけ出し、ナビゲートするよう求めた。

妻もどうやら落ち着いてその作業をこなしたようだ。実際にその後、最寄りの空港を見つけ、着陸態勢に入った。

当時、管制塔で業務に当たっていた職員は、単発のエンジンの下部から火花が飛び散っているのを目撃していた。しかも着陸装置が故障し、車輪が出なくなっていた。

しかしパイロットは冷静に対応し、小型機専用の滑走路へ向かい、他の飛行機がほとんどない場所で、見事、胴体着陸を成功させる。

操縦士の男性はスーパー・パイロット

その頃、地上では万が一のために消防士やレスキュー隊などが待機していた。しかし結局、その機体は炎上することもなく、パイロットの男性とその妻も、飛行機から無事に降りることができた。

2人はその後、簡単なメディカルチェックを受け、空港を後にしたようだ。

待機していたラピッドシティの消防署員、ティム・デイリー隊長はMirrorの中で次のように語った。
「彼は、特別な腕前のスーパー・パイロットだ!」

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