イタリアの沖合で大規模な作戦。リビア人避難民2000人の救助に成功

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Flickr_UNHCR UN Refugee Agency

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2月15日、イタリアの沖合で大規模な作戦が展開された。それはリビアから亡命してきた避難民2000人を救助するというものだった。

2164人を沿岸警備隊らが救助

ある日、政情不安に伴い、多くのリビア人が数十隻の船に乗って出国し、リビア沿岸とランペドゥーサ島の間で遭難しているという情報が届けられた。

海外のメディアは、この緊急事態において、イタリアの沿岸警備隊を中心とするレスキュー隊が出動し、2164人の避難民を数十隻の船で救い出すことに成功したと伝えた。

まず15日の夜までに、520人の避難民がイタリア海軍の艦船に乗船し、900人以上が沿岸警備隊や税関の船で救出された。

残りの人々も、ランペドゥーサ島付近に展開していた漁船など、様々な船によって救われたとされている。

また同じ日に、イタリアはリビア大使館から職員を退避させ、同大使館での活動も中止していた。

テロリストらが船の返還要求

イタリアの運輸大臣は、この大規模な作戦の間でも、沿岸警備隊の数隻の船が、カラシニコフを持ったテロ集団と思われる4人の男らに、脅迫されていたことも明かした。

男たちはリビアの沿岸からスピードボートで沿岸警備隊の船に近づいてくると、銃を突きつけ、避難民のいなくなった船の返還を求めてきた、とされている。

昨年にはこの海域で3200人が死亡

実はこの海域は、アフリカからヨーロッパへ密航しようとする人達の通り道となっており、かねてから遭難するケースが非常に多い場所とされてきた。

昨年には3200人以上の人が、北アフリカからイタリアへ渡ろうとして遭難し、死亡した。国連は海を渡る人々にとって、ここが世界で最も危険なルートだと指摘している。

2月13日には、6隻の小舟に乗船した600人の避難民が、リビア沖80km地点で、イタリアの沿岸警備隊の船や商船などによって救助された。

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