地球の環境に最も近い星を発見。ケプラー438bには海もあり、気候も温暖

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近年、地球の環境に近い星が次々と発見されている。実際、昨年までに7個も見つかっており、生命が存在する可能性も高いとされてきた。

そして先月には、再び新たな星が発見された。しかもそれは、これまでの7つの星に比べて、最も地球に似ていると言われている。

地球より暖かく、水も豊富

その星の名前は「ケプラー438b」。恒星である「ケプラー438」の周りを公転しており、周期は35.2日とされている。

また「ケプラー438b」は恒星から程よい距離にあり、生命が活動できるエリア、いわゆるハビタブル・ゾーンを周っており、気候も地球よりわずかに暖かく、水も十分あると言われている。

大きさは地球より12.0%ほど大きめで、惑星の表面には岩もあり、生命が存在する可能性も高いそうだ。

空は赤く、地球から470光年

この惑星を見つけたのは、NASAのケプラー宇宙望遠鏡。この装置はこれまでに、太陽系以外の新たな惑星を1000個以上も発見している。下の図は、観測範囲となる。

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 その中には「ケプラー296f」、「296e」、「62e」、「62f」、「440b」、「186f」、「442b」などがあり、いずれもハビタブル・ゾーンに位置するとされ、昨年までは「186f」が地球に似ているとされてきた。

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しかし今回発見された「ケプラー438b」は、それよりも地球の環境に酷似していると考えられている。このことは先月、アメリカ天文学学会において報告された。

ただし「ケプラー438b」が周回している恒星は、赤色矮星とされるため、恐らく空は赤いと考えられている。しかも地球からの距離は、約470光年も離れている。

ケプラー宇宙望遠鏡による観測はまだまだ続けられるため、地球に近くて環境も整った惑星が、発見されることが期待されている。

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