3.0の視力を可能にする「バイオニック・コンタクトレンズ」が開発中

2015年05月26日 18時00分

2015年05月26日 18時00分

Facebook/Ocumetics Bionic Lens
Facebook/Ocumetics Bionic Lens

たとえ視力が低下しても、未来にはもはや眼鏡やコンタクトレンズが必要ないかもしれない。というのも現在、「バイオニック・コンタクトレンズ」が開発されているからだ。

標準視力の3倍の能力を持つレンズ

これは人体に無害なポリマー素材でできた特殊なレンズで、紫外線射出装置によって削り、視力を調整。その後、眼球の上に固定するというもの。

開発を進めているのは、カナダの企業、オキュメティック・テクノロジー社。彼らによれば3億6000万円もかけた8年間に及ぶ調査や開発を経て、標準視力(視力1.0)の3倍もの能力を持つレンズを作り上げたという。

会社のCEOであるガース・ウェブ博士は、インタビューの中で「このバイオニック・レンズを装着すれば、約9m離れた場所にある時計も見ることができます」と語っている。

8分間の手術を受け装着。痛みはなし

ただし装着には手術が必要なようだ。レンズは1人1人に合わせた特注品で、注射などを行い、8分間の手術を経て、装着されるという。

レーシックの場合は、手術後にひどい痛みが発生する場合があるとされているが、これは角膜を傷つけるわけではないため、そのようなリスクはないとしている。

早ければ2年後にもカナダで流通

しかし、まだ人間に応用する段階までには至っていない。ウェブ博士らは現在、動物実験を始める準備をしているという。その後、人での臨床実験を経て、少なくとも2年後には、カナダで利用できると語っている。

価格はまだ正式には決まっていないが、企業側は約38万円を想定しているようだ。

確かに便利なバイオニック・レンズだが、まだどのようなリスクがあるか分かっていない。実験段階で、細かく調査し、人間にとって安全なものを開発していただきたい。

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