世界を陰で操る?壮大すぎる「ビルダーバーグ会議」の目的

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Flickr/Malinda Rathnayake

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「ビルダーバーグ会議」をご存じだろうか。これは「陰のサミット」とも呼ばれ、1954年以来、毎年5月の終わりに3日間、非公開で行われるもので、今年もオーストリアで開催された。

世界情勢に影響力を及ぼし陰で動かす

会場となったホテルには、有名な政治家や官僚、欧米の財界人や王族、貴族、大手メディアの幹部など世界的に大きな影響力を持つ人々が集まり、政治経済や環境問題など多様な国際問題が議論されたと言われている。

メンバーはイルミナティ(啓蒙結社)に属し、この会議の決定に従って、各国政府、財界への工作、メディアを通じた世論操作を行い、陰で世界を動かしていると囁かれてきた。

冷戦時代にNATOとアメリカの橋渡し役になったとも伝えられ、実際1991年の会議に出席したビル・クリントンは1993年、大統領に就任。トニー・ブレアも1993年に出席し、1997年に英首相に選出されている。

初めて会議のスピーチが発表される

これまで会議の内容が完全非公開のため、真実は明らかにされてこなかった。しかし昨年、長年調査し続けてきたフィリッツ・スプリングメア氏に、会議冒頭のウィリアム・バン・ドゥイン氏によるスピーチがメールで送られる。その内容の1部をご紹介しよう。

「今回の議題は、世界統一政府です。(略)各国政府は企業利益の影響を受け、個別の課題を実行し、統治しているだけです。人類を守るため、全ての政府の活動を統制するのが私たちの役割。従ってわれわれは各国の法律を作り、政策を決定しています」

「私たちは経済的要因を正しい方向へ誘導し、人類にお互いへの信頼感を築かせる必要があります。イルミナティは最も強固でパワフルな組織であり、世界秩序を維持し、完璧な概念で、良好な経済を守っていく組織です。理性の時代における人類の教導者なのです」

「人類はもはや自分たちを救うことはできない。だから私たちが助けるのです。ポジティブな多様性のみが、人類に未来を保証し、進化を遂げることを証明するのです」

スピーチ全文にも具体的な政策への言及はない。また人類に貢献しようという表明の一方で、この組織が基本的に欧州による世界統一権力の樹立を目指し、メディアやネットの国際支配、テクノロジーによる大衆監視を目論んでいるという見方もあるようだ。

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