宗教は運動や慈善活動よりも精神面に良い効果を及ぼす可能性アリとの研究結果

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Flickr_Vinoth Chandar

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人々の心を癒すとされる宗教。これがスポーツやボランテイア活動を行うよりも、実際に精神面に多くのメリットをもたらす可能性があるという研究結果が発表された。

教会に通うとうつ病が抑えられる

この研究を行ったのはイギリスの研究機関「London School of Economics and Political Science」などの学者たち。彼らは50歳以上のヨーロッパに在住する9000人を調査。

その結果、慈善活動や学習体験、スポーツをしている人々よりも一定の宗教グループに所属している人の方が、より精神的な良い効果を得られていると結論付けた。

Mauricio Avendano博士は報告の中で「教会はうつ病を抑えることにとても大きな役割を果たしていると思われます。ただしこれが宗教的体験によるものか、または社会的に孤立していないという文脈においてなのかは定かではありません」とコメント。

また興味深いことに今回の調査において研究者らは、時々政治団体またはコミュニティ組織に参加することは逆に精神的なメリットを失わせ、後にうつ病の症状を悪化させる場合もあると記している。

宗教と精神面に関するさまざまな研究

実はこれまでも宗教と精神面に関しては、多くの研究結果が発表されてきた。

その中の1つ、カトリックやユダヤ、プロテスタント、イスラム、仏教徒を分析した調査では、宗教は精神と万物との絆を強めることに関係しており、究極的には自己中心的な思考やストレスを抑えることに役立つと結論づけている。

逆に2013年に行われた研究では、復讐心の強い神を信じる人々が誇大妄想を抱くパラノイアや強迫観念、社会不安などネガティブな感情面の問題を抱えやすいと発表。

さらに他の調査では、祈りをささげる行為は黙想や思いが満たされる感覚と結びついているにもかかわらず、時には不安心理を悪化させる場合もあるとしている。

宗教と人間の関係は非常に難しい問題で、1つの結論だけでは何も分からないのが現状なのだろう。しかし人間の心の謎を解き明かすためにも、これからの研究に期待したい。

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