きょうだい仲が悪いと弟や妹は性的に危険な行動に走りやすいとの調査結果

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幼いころから一緒に過ごしてきた兄弟姉妹(以下「きょうだい」とする)。その関係が互いの精神面に影響を与え、将来危険な行動に走らせる可能性のあることが発表された。

メキシコ系の兄弟姉妹を5年追跡調査

この調査にあたったのはアメリカ、ミズーリ大学の研究者たち。彼らはメキシコ系の246世帯で育った、12歳から15歳までの「きょうだい」に協力を要請。

2人の関係が精神面やその後の行動にどのような影響を与えるかを調べるため、5年から8年かけて追跡調査を行った。

関係が良くない弟妹は性的リスクが高い

その結果、弟や妹と仲の良い関係を保っている兄や姉は最もうつ状態になりにくく、友人との危険な行動にも参加しない傾向にあると判明。

逆に兄との関係が上手くいっていない妹や、姉と仲の悪い弟はその後、性的に危険な行動に走りやすいことが明らかになる。

さらに全体的に見れば固い絆で結ばれた「きょうだい」は、まるで何かに守られているかのように、危険でリスクの高い行動をとらない傾向が見られた。

兄弟への行動を基に対人関係を構築

研究者らによれば、「きょうだい」はお互いに対する振舞いに基づいて他人との関係を築く方法を学ぶという。

調査に携わったSarah Killoren助教授も報告の中で「敵対し合っている『きょうだい』は、同じスタイルで友人とも付き合います。たいていの人は敵対的な対応を快く思わない。そのため逸脱した友人と付き合い、リスクのある行動をとってしまう」と語った。

またこれは両親や親戚との関係においても同様とされ、子供の時に良い関係を維持し、発展させることが非常に重要だとしている。

もっとも研究者によれば、今回の研究は複雑な人間の行動を測るための第1歩に過ぎないとし、今後さらなる調査が必要だという。

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