なぜ酒を飲むとタバコが吸いたくなるのか?非喫煙者も納得のその理由とは

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タバコを止められない理由の1つに、お酒を飲むと吸いたくなるからというのがある。しかし何故そうなるのか?そこでアルコールとニコチンとの関係を探る実験が行われた。

ニコチンがお酒の眠り効果を妨げている

この調査にあたったのはアメリカ、ミズーリ大学のMahesh Thakkar助教授が率いる研究者たち。彼らはマウスの脳に睡眠を記録する電極を取り付け、アルコールやニコチンを与え続けた。

その結果、ニコチンが脳の前脳基底部を経由して、アルコールの眠りを誘う効果を弱めていることを特定する。

同時に摂取すると脳内で楽しみが増加

Thakkar助教授は5年以上前から、アルコールとニコチンの研究に携わってきたという。

そして以前の調査でも両方を同時に摂取すると、脳の報酬系として知られるエリアを活性化させ、愉快で楽しい効果を増幅させることを発見。

その結果、タバコを吸うとさらにお酒を多く飲むようになると結論付けた。

お互いが刺激し利用し合っている

今回の結果を受けて研究者らは、アルコールとニコチンが楽しさを増幅すると同時に、睡眠を防ぐ点でも相互作用を及ぼしていると主張。

Thakkar助教授も報告の中で「アルコールと一緒に摂取する時、ニコチンは眠りを防ぐ刺激物として機能する。もしタバコを吸っていたら、その人は多く飲むだろう。逆もまた同様だ。つまり両者がお互いをエネルギー源として利用している」と語った。

もっともまだ研究には多くの調査が必要だとしている。タバコが止めれず苦しんでいる人のためにも、アルコールとの関係についてさらなる成果に期待したい。

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