100光年離れた宇宙で金星によく似た星を発見、天文学者の関心が高まる

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Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics

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もう1つの地球を探すプロジェクトの最中に偶然、金星と非常に良く似た星を発見したことが報じられた。

100光年離れた赤色矮星を周る惑星

この調査に当たったのはHarvard-Smithsonian Center for Astrophysicsやマサチューセッツ工科大学などの研究者たち。彼らはチリにある、40cmのロボット望遠鏡を8個搭載したMEarth-South arrayを使い天体を観測。

地球から100光年離れた地点に太陽の5分の1しかない赤色矮星を捉えた。さらにその周りを公転する金星によく似た星も発見。GJ 1132bと名付け、詳細に分析を行った。

地球より16%大きく、質量も60%重い

その結果、GJ 1132bは赤色矮星から225万km離れた軌道を1.6日で1週することが判明。気温も232℃(華氏450度)あり、大きさは地球よりも16%大きく直径も約1万4800km、質量も60%重いという事実が明らかとなる。

また地球に似て表面は岩石の構成物で覆われ、重力も20%ほど大きく、金星によく似た大気のある可能性も分かった。

兄妹星が存在する可能性あり

研究者らによれば気温が232℃となると、水分は蒸発し大気になっていると考えられるが、同じく岩石に覆われたKepler-10bやCoRoT-7b(1093℃)よりかなり低いという。

さらに発見はまだされていないが、GJ 1132bには兄妹星が存在する可能性もあるそうだ。

調査に携わったZachory Berta-Thompson氏は報告の中で「この惑星は来たる数年の間、天文学者の興味をそそるターゲットになるでしょう」と語っている。

金星と同じような星があるのなら、ケプラー452bよりも地球に似た星が存在する可能性が高まるのかもしれない。

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