ヨルダンで発見された地上絵、ナスカより古く約8500年前のものと判明

Text by

  • 12
Google Earth

Google Earth

中東のヨルダンなどで以前、地上絵が発見されたのをご存知だろうか。

これが最近の調査により、ナスカよりもかなり古いものであると判明した。

ナスカよりも6500年も古い地上絵

今回、調査の対象になったのはヨルダンのブラックデザート地帯にある、Wadi Wisadで発見された車輪のような形の地上絵だ。

研究者らは光刺激蛍光線量計という放出された光子の量を測る機器を使い、描かれた年代を測定。その結果、2つの地上絵が8500年前のものと判明した。

ナスカの人々が地上絵を描いたのが紀元前後500年と推測されているため、ヨルダンの地上絵はそれより約6500年も古いことになる。

アラビア半島一体に広がっていた?

これらの地上絵の1つは1927年にイギリス軍のパイロットによって発見され、2011年には他にも多くの種類が確認された。凧やペンダントの形、曲がりくねった壁のような形状まであり、大きさも数メートルから数千キロに及ぶという。

しかも最近の研究では、これらの地上絵がアラビア半島一体、つまりシリアからヨルダンを通ってサウジアラビア、イエメンまで広がっていた可能性があるとしている。

儀式や古墳として作られた可能性あり

今回の車輪と似た形の地上絵はAzraqオアシス付近でも見つかっており、研究者らはそれが冬至の時に日の出の位置にあることから、儀式などのために作られたのではないかと考えているそうだ。

一方、調査した2つの地上絵には墓標のようなものがあることから、人が死んだ時に埋葬するための塚や古墳のような目的もあったと推測している。

いずれにしてもなぜ空からしか見えない絵を地上に描いたのか、その謎を解くためにさらなる研究に期待したい。

Posted: |Updated:

Text by

注目の記事

前の記事を見る

次の記事を見る

Ranking