3Dゲームで遊ぶと記憶力がアップするとの研究結果

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Flickr_Farley Santos

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3Dゲームをすると記憶力が高まるというユニークな研究結果が、12月9日にThe Journal of Neuroscienceの中で発表された。

スーパーマリオ3Dで12%も記憶力が向上

この調査を手掛けたのはカリフォルニア大学の研究者たち。彼らは普段あまりゲームをしない複数の大学生をリクルート。

彼らを2つのグループに分け、それぞれ2Dのゲームと「スーパーマリオ3D」というゲームを1日に30分、2週間にわたり行ってもらった。そして実験の前と後に、複雑な学習能力や記憶と深く結びつく海馬の機能を測るテストを実施。

その結果、「スーパーマリオ3D」で遊んでいた大学生は12%も記憶力が改善。しかし2Dのゲームでプレイしていた学生に変化は見られなかった。

名前を忘れるのも海馬の機能低下が原因

研究者らによれば実験前後に行われたテストは、オリジナルの物体とわずかに異なった物を比較し分類するもので、それらは海馬の機能が重要になるという。

実際に年を重ねると名前を記憶したり思い出したりする能力が衰えるのも、この機能が低下しているからとしている。

また今回の実験で明らかにされた12%という記憶力の向上は、逆に45歳から70歳にかけて低下していく記憶力とほぼ同じ割合になるそうだ。

空間情報量が多いことと複雑さが影響

研究に携わったCraig Stark氏は報告の中で「3Dゲームには2Dにはないものがある。1つは空間情報を多く持っていること。2つ目はより複雑であること。(略)これらの両方が学習や記憶を刺激するだけでなく、海馬の働きを必要とするのです」と語っている。

3Dゲームが記憶力を高めるのは画期的な発見だ。しかしゲームばかりしないよう、このことは子供には大人になるまで黙っていた方がいいかも知れない。

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