ホームレスに暖かい服を寄付する「親切の壁」、イランで急速に広まる

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Facebook/جناب خان

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ホームレスの人々ために暖かい服を提供しようとする「親切の壁」が、イランの街に現れ話題となっている。

ホームレスのため服が壁に掛けられる

この壁が出現したのは、イラン北東部にあるMashhadという町。その壁には「もし必要ないなら置いていって、必要なら手にとって」という言葉とともに、フックやハンガーが掛けられている。

そのハンガーには人々が置いていったコートやズボンなど暖かい衣類が掛かっており、ホームレスの人々がそこから必要な服を手にとっていくという。

これを考えた人は地元紙にも名前を明かしていないが、壁の存在はソーシャルメディアで取り上げられると急速に広まり、多くの関心を集めた。

イランにて、ホームレスを助ける「親切の壁」。もし必要なら、これを持っていって、必要ないのなら(服)を置いていって。

イラン人が親切の壁を作る!

またこれらのツイッターに対しても「素晴らしい戦略だ」や「いいアイデイアだ」という賛同するコメントが寄せられている。

核問題を巡る制裁で経済が疲弊

イランは核開発問題をめぐり長い間経済制裁を受けており、今年の7月には欧米6カ国との間で核開発の大幅な縮小で合意がなされ、制裁が解除される見通しとなった。

しかしこれまでの制裁による影響で経済は冷え込み、国民生活は疲弊しており、その結果多くの都市でホームレスが増加。一説では1万5000人以上が住む家を失くしたと言われている。しかも先日からイランでは全土が強烈な寒波に覆われたという。

あるインスタグラムのユーザーは自身のサイトで「私たちはそれ(この問題)を自分自身の手で解決する必要がある。人生はあまりにも短い。できる限り親切になってほしい」と書いている。

人々の気持ちが、不運な境遇に陥った人の心を暖めることを願わずにはいられない。

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