焼け石に水?中国が大気汚染対策として新型兵器「ミストキャノン」を導入

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毎年この時期になると深刻化する中国の大気汚染。その状態を少しでも緩和するため、複数の都市では新兵器が導入されている。

10ミクロンの水滴で物質を洗い流す

その兵器とは「ミストキャノン」だ。これは細い霧状のものを上空に発射し続け、その水分が大気中の汚染物質に吸着し、洗い流してくれるというもの。

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開発したのはHunan Jiujiu Mining Safety Equipment。すでに市場でも販売されており、一時的にスモッグを解決する手段として、中国の複数の都市で実際に使用されているという。

鉱山業界ではよく使われている技術

そもそもこの技術は建設や鉱山業界ではよく知られており、実際に現場で働く人の肺に石炭やその他の粉塵が入るのを防ぐために使われている。

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しかし今回のミストキャノンは新型で、10ミクロン程度の水滴を作り出すことができ、スモッグなどに含まれる汚染物質を吸着させる力があるそうだ。

雨が降る日は大気の質が比較的良い

肝心の効果のほどだが、実は中国では雨が降る日は比較的大気の質が良くなるとされている。そしてこのミストキャノンも一時的ではあるが、呼吸が楽になる程度まで改善させる効果があるという。

しかし12月の初旬には北京で初めてレッドアラートが発令されており、過去の記録も更新。またこの装置では2.5ミクロンの粒子まではコントロールできないようだ。

そのためミストキャノンは一時的な緩和につながる可能性はあるが、根本的な解決策にはならないとみられている。

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