北朝鮮発の「二日酔いしないお酒」、その真偽のほどは?

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北朝鮮の国営メディアが朝鮮人参のエキスから新しいお酒を作ったと発表し、二日酔いも起きないとしていることについて、本当かどうか話題となっている。

朝鮮人参の効果で二日酔いにならない

このお酒について報じたのは「平壌タイムズ」。記事では、開発されたお酒「高麗酒」は6年もののケソン高麗人参ともち米を使っており、薬としての効果が高く口当たりもいいとして専門家や愛好家の間で高く評価されているという。

またこの開発のためにテドンガン(大同江)食料品工場が数年にわたって改良を重ね、砂糖の代わりに焦がしたもち米を使うことで苦さを取り除き、二日酔いにならないようにしたとしている。

血行を促進し代謝を高める朝鮮人参

確かに朝鮮人参にはジンセノイドという成分が含まれ、これが代謝を促すため、これまでも二日酔いになりにくいとされてきた。

また血行を促進することから、高血圧や動脈硬化などの血液に関する病気にも効果があるとされ、メタボや糖尿病、慢性疲労にも良いと言われている。

さらに日本でも朝鮮人参を使ったお酒を愛用している人は多く、楽しく味わうものではないが、薬効成分により健康的な飲み物とされている。

英紙ではお酒の効果に懐疑的な見方

朝鮮取引所のAndray AbrahamianさんはNK Newsの中で「北朝鮮で作られているお酒の中には質の高いものもある。しかし私の経験では世界中どこを探しても、飲みすぎて二日酔いにならないお酒のようなものは存在しない」とコメント。

また英紙のThe Telegraphも以前、北朝鮮メディアが植物から抽出した医薬品がSARSやMERS(中東呼吸器症候群)、エイズにさえ効くと発表したことに言及。今回のお酒の効果についても、外国向けの主張ではないかと懐疑的な見方をしている。

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