20年間檻に閉じ込められていたクマが大地に戻され、元気に回復していく姿が感動的

2016年03月12日 18時00分

2016年03月12日 18時00分

YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)
YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

20年間も狭い檻に閉じ込められていたクマの、回復していく姿を捉えた動画が話題となっている。

20年間も狭い檻に閉じ込められる

そのクマとはヒグマの一種とされるシリアン・ブラウン・ベアで、名前は「Fifi」。彼女は最初の10年間をアメリカのペンシルベニア州にある粗末な動物園で過ごし、見物人を楽しませるために後ろ足で立って、さまざまな芸当をさせられていた。

ところが1995年に動物園が閉鎖。「Fifi」は他の3匹のクマたちと同様に、狭くて錆び付いた檻の中に閉じ込められてしまう。その後、20年間も木登りも泳ぐこともできないどころか、一歩も外へ出られず、冷たいコンクリートの上で過ごしてきた。

体はやせ細り、目はうつろな状態に

その結果、体はやせ細り、目はうつろになり、後ろ足はひどい痛みを伴う関節炎に苦しめられることに。

YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

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またシリアン・ブラウン・ベアはもともと明るいグレーの毛色をしているのだが、顔や体の大部分の毛は抜け落ち、完全に真っ白に変色していた。

保護されるも回復の見込みは不明

しかし2015年の夏に動物愛護団体の「PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)」が「Fifi」の存在を知り、処分を検討していた所有者と交渉し、保護に成功。

3匹の仲間と共に、コロラド州にある保護施設「The Wild Animal Sanctuary」へと移送される。そして広々とした豊かな自然の中で、初めて自由に歩くことを経験した。

YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

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ただ関係者によれば、それでも当時は「Fifi」が回復できるかどうかは分からなかったという。

生まれて初めて冬眠を経験できることに

しかし5カ月後、彼女は見違えるまでに回復。毛並みにも艶が生まれ、体重もすっかり増加し、関節炎を患っていた足も今では少しずつ治っているそうだ。

YouTube/PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)

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そして今後は別の施設に移され、生まれて初めて冬眠を経験することに。

この動画を見た人からは「とても感動的な話」「この話はとても美しい!」「ありがとうPETA」というコメントが多く寄せられている。

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