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南極の海底ってこんなに鮮やか!?水中探査機の映像が素敵すぎる

YouTube/AusAntarctic

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南極の海にリモートコントロールの水中探査機が入り、海底の姿が捉えられ話題となっている。

海水の酸性度を測定する調査の一環

その映像を撮影したのはオーストラリア南極観測局(Australian Antarctic Division)。彼らは海水の状態を調べるため、南極にあるCasey研究基地の近海で調査を行った。

そして氷にドリルで穴を開け、海にカメラを搭載した小さな水中探査機を沈め、海水の酸性度や酸素量、塩分濃度や温度を測定。さらに海底の様子を撮影したそうだ。

するとそこには、信じられないほどダイナミックで、多様性に満ちた世界が広がっていた。

海の氷が安定した環境を提供

映像にはココナッツのような形をした海綿やウミグモ、ピンク色の海藻やウニ、クモのようなヒトデ、ナマコなどが写っており、どれも鮮やかで、さまざまな色を浮かべている。

彼らによれば、この一帯は1年を通して海水の温度がマイナス1.5℃しかなく、約10カ月は厚さ1.5mの氷に覆われてしまうが、それでも海底では複雑な生態系が維持されていたという。

調査リーダーのJohnny Stark氏はリリースの中で「たいてい海の氷は、猛威を振るう嵐などから水中の生物を守ってくれます。そのため海底は比較的安定した環境となり、生物の多様性が花開くことになったのでしょう」と語っている。

極地域では2倍も酸性化しやすい

また今回、南極で海水の酸性度を測ったのは、排出される二酸化炭素が冷たい水に溶けやすく、北極や南極では熱帯地域に比べて2倍も酸性化が進む傾向にあるからだという。

そして水中探査機によって集められた海水のデータは、タスマニアにあるオーストラリア南極観測局の本部に送られ、そこで詳しく分析される予定だとしている。

このような美しい環境が壊されないためにも、調査結果が良いものであることを願う。

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