男でも女でもない「第3の性」ドイツ法改正で選択可能に 豪州に続く決定

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世界的に性の多様化が容認される流れがあるが、ドイツでは出生証明書に“第3の性”として「不確定」の選択を導入することを決定した。これはヨーロッパで初めての試みとなる。

来る11月1日の法改正は、誕生した子どもの性別として「男性」と「女性」という標準的な選択と同じように、空白のままという選択もできることを意味する。男女両方の特徴を備えて生まれてきた子どもが成長後、男性になるか女性になるかを選べるようになり、両親がその子の性別を決定する必要がなくなる。また、男女の枠から完全に外れたままでいることも可能だという。性転換はドイツではすでに法律で認められているが、両性具有の場合、生まれた時点で男女のいずれかを選び、性別を登録することを強いられてきた。ドイツの家族法出版FamRZ は「空白」を選んだ場合、海外旅行の際にトラブルを招くとし、性別欄に第3の性を意味する「X」の記入を提案している。

7月にはオーストラリアが第3の性が選択できる世界初の国家となったパスポートに記載される性別も「M」(male=男性)、「F」(female=女性)に加え「X」を選択することができるようになっている。今回のドイツの決定はそれに続くものとして、ジェンダー問題に関する進展といえるが、同性愛支持者などからは、まだ十分な対応がなされていないとして、さらなる前進を期待する声があがっているという。

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