スプーンが少女を救う!イギリスが抱える”強制結婚”問題

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イギリスでは、強制結婚の潜在的な被害者を発見するために空港職員を配置しているが、スプーンを下着に入れることで複数の若者が強制結婚から救われた、とある慈善団体は述べている。学校の夏休み期間は多くの南アジアにルーツを持つ若者の海外への連れ去りや、本人の同意のない強制結婚がもっとも増える時期となる。犠牲者の多くは15~16歳の女の子だ。

スプーンのアイデアは強制結婚の被害者と犠牲者を支援する慈善団体the Karma Nirvanaの発案だという。同団体には年間6500件の相談の電話がかかっているが、2013年はすでにこの件数に達している。同団体の運営マネージャーNatasha Rattuさんは「強制結婚の事態に怯えて若者たちは電話をしてきますが、それがいつ起こるかわからないと言う場合、いざとなったらスプーンを下着に入れるようにと勧めています」と語る。「彼らがセキュリティを抜ける時、金属探知機が反応して16歳以上なら彼らは安全なスペースに連れていかれます。それが彼らが結婚を強制されていることを訴える最後の機会となるでしょう」。

2012年、外務省は1500件の強制結婚問題を扱っており、うち18%は男性だった。3分の1が17歳未満で、最年長の犠牲者は71歳、最年少はわずか2歳だったという。関係国は60カ国にも及ぶが、約半数がパキスタンで、バングラデシュが11%、インド8%、アフガニスタン2%だった。

インドで結婚を強いられたある女性は父親に、逃げたら見つけ出して殺す、と脅迫されたという。彼女は見ず知らずの結婚相手にレイプされた後、虐待される生活に8年半耐えたが、とうとう逃げ出し、Essex警察に保護された。

若者たちは南アジアで重視される“体面”や家族の名誉を負担させられ、彼らが経験してこなかった国や文化の親族と結婚するため、大きな身体的、感情的な脅迫下に置かれる。多くの少女が両親や夫からの虐待と暴力に苦しみ、自殺を選ぶケースもあるという。

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