7年連続自殺率ワーストの山梨県 その理由は「青木ヶ原樹海」 県外者の自殺防止で1/18講演会も

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先日、2013年の自殺者が4年連続で減少傾向にあることはイロリオでもお伝えしたが、人口10万人あたりの自殺者数1位となった山梨県は7年連続のワーストワンとなっている。この有難くない記録に一役買っているのは県内の景気動向などではなく、青木ケ原樹海だと1月17日付の毎日新聞が報じている。

同紙によれば、警察統計の自殺者数は遺体の発見場所でカウントされるため、樹海で発見された自殺者は山梨県の自殺者と見なされ、山梨県の自殺者数を押し上げる結果となっているということのようだ。山梨県の資料によれば、住所に基づいた自殺者率は2012年で全国17位。警察統計の発見地ベースの自殺率は住所ベースのものと比較すると1.4倍となっており、県外者の自殺が多いことがわかる。

山梨県と反対に人口10万人あたりの自殺者数がもっとも低い県だった神奈川県は山梨県の隣県。気候風土や地理的にもさほど違いがない両県でこれだけの違いが出るのは青木ヶ原樹海のあるなしだと言われれば、納得できなくもない。

こうした負のイメージの払拭に山梨県も乗り出しており、2012年には青木ヶ原樹海での自殺を題材とした映画やテレビ番組の撮影を認めない方針を打ち出している。また、水際対策として地元市町村や住民らが連携し、声かけや保護などの活動を継続して行なっている。2014年1月18日にはNPO法人山梨いのちの電話自殺予防講演会「『死にたい気持ち』をどうするか」を開催予定だ。講師はメンタルレスキュー・インストラクターの下園壮太氏で、同氏は陸上自衛隊本部でメンタルヘルスを担当してきたカウンセリングの専門家。会場は山梨県立図書館で午後2時から。入場無料となっている。

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