特別養護老人ホーム、入所待機者が約52万人に

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2014年3月25日、厚生労働省が発表したところによると、特別養護老人ホーム(特養)への入所を希望しつつ待機状態にある人は全国で52万1688人にのぼるという。

前回調査が実施された2009年度と比べると、待機者数は約10万人増えており、高齢化のスピードに受け入れ態勢が追いついていないといえそうだ。

2015年度からは要介護3以上に

全国に約8000か所あるといわれる特別養護老人ホームは寝たきりや認知症などで自宅での介護が難しい65歳以上の高齢者を対象とした施設だ。

要介護1~5の認定を受けている人が対象で、有料老人ホームと比べて負担額が低いため、希望者も多い。

年々施設数も増えており、整備も進められてはいるが、それを上回る早さで高齢化が進んでいる。

今回の調査でも、他の施設に入所せず自宅待機している人のうち、介護の必要性がきわめて高い要介護4~5の認定者は8万6051人となっている。

 厚労省では2002年に申し込み順での入所を改め、必要性の高い人を優先するなど、対策を講じてきており、2015年度からは原則として要介護3以上に絞る予定だという。

実態把握できていないケースも

もっとも待機者の中には、症状が軽いうちから申し込んだり、1人で複数の施設に申し込んでいるケースもあると指摘されており、実態が把握できていない都道府県もあるという。

いずれにしても、充分に介護が受けられず、自宅待機を余儀なくされている人がいることに変わりはなく、早急の対応が望まれるところだ。

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