ネットで大反響!働ける美術館「ART HOUSE」を企画した東大生・岩本美咲さんに話を聞いてみた

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ART HOUSE

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東大生が企画した“新しい仕事場”が注目を集めている。

このワークスペースの最大の特徴は“働ける美術館”であること。

仕事場やミーティング目的などの利用を想定しているが、これまでの「働く空間」の常識をくつがえしたスペースとなっている。

makuake

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クラウドファンディング「Makuake」で資金を募集したところ、1月15日の開始から1ヶ月もかからずに目標の2倍の支援が集まった。

高校の頃から週に1回で美術館へ

働ける美術館「ART HOUSE」を企画したのは岩本美咲さん。

ART HOUSE

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企画した当時は東京大学の学生で卒業後の就職も決まっていたが、“働ける美術館”の事業に集中するため、就職せずに大学を休学することを決意。

岩本さんは元々、高校生の頃から週に1回は美術館に通うほど絵画を鑑賞することが好きだった。

「じっくり芸術と向き合えない」美術館で感じた問題

彼女が“働ける美術館”という構想を持ったのは、日本の美術館の様子からだという。

「日本の美術館は、大勢が混雑の中で駆け抜けるように鑑賞しなければならないことが多く、じっくり芸術と向き合うことができないということに問題を感じていました」(岩本さん)。

そこで岩本さんはヨーロッパに1ヶ月間滞在し、100箇所以上の美術館やワークスペースを視察した。するとそこでは日本では見られない光景があった。

ヨーロッパで出会った“日本では見られない光景”

美術館の中でパソコンを持ちこんで仕事する人、読書する人など、リラックスして集中して作業する場として開かれていた。

このように、ルーブル美術館をはじめとする海外の美術館では、場所を開放し、ワークスペースや会議はもちろん、ライブやパーティーを行う試みが行われている。

その姿がインスピレーションとなり、「知的ワーカーがリラックスと集中を両立できる場所を作りたいという問題意識と、知的ワークをする場としての美術館という意識が合わさって“働ける美術館”の構想が浮かんだという。

ART HOUSE

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「アートを日常化したい」画廊とのつながり

帰国後、知人を介して銀座の画廊とのつながりを得ることができた岩本さんは、さっそく会いにいくと、同じ考えを持つもの同士であることがわかる。

「その時の画廊さんの言葉は今でも鮮明に覚えています。『絵画が日常生活からかけ離れ、非日常の象徴のようになってしまっています。アートを日常化したいのです』というものでした(岩本さん)。

念願の1号店が4月にオープン

「ART HOUSE」は東京・西新宿に一号店としてオープンする。

その後も賃貸マンションなどのスペースをリフォームし、空きストックを活用していくという。

好きな絵画を事前にWebから予約すると、室内に掲げてくれるというユニークなサービスも用意されている。

ART HOUSE

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掲載が可能な絵画のリストをWeb上に掲載し、その中からユーザーが選ぶというものだ。絵画は提携する画廊とのネットワークにより、数万点ほどがリストアップされるという。

絵画の予約はスマートフォンからの利用を想定している。

ART HOUSE

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確かに、絵画に囲まれたスペースの中でなら集中できそうだ。これを機に、あまり身近にない美術館の存在にも目を向けられるかもしれない。

料金や予約制度など、詳細はART HOUSEのWebサイトを参考にしていただきたい。

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