道路の不具合を写真で通報できるアプリが話題に!相模原市の担当者に導入秘話を聞く

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相模原市提供

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道を歩いている時、道路がデコボコして歩きにくかったり、ガードレールが壊れていたりするのを目にすることがある。

でもこんな時、どこに連絡すれば直してくれるのか、すぐに思いつく人はいるだろうか。どうやって連絡すればいいのかさえわからないという人もいるかもしれない。

スマホアプリで破損を報告

神奈川県相模原市では、こうした道路の破損情報を市民から受けつけるため、公式アプリ「相模原市道路通報アプリ パッ!撮るん。」を提供している。

「パッ!撮るん。」はスマートフォンのカメラで撮影した画像をGPS情報付きで送信するアプリだ。

撮影画像と位置情報が届くので、状況の把握と位置の正確な特定が可能となっている。

相模原市に住む人が実際に役立てている様子がわかるツイートが流れ、アプリの存在と対応の早さがネット上で話題になった。

アプリを提供している相模原市路政課の担当者は、ネットで話題になったについて感想を語ってくれた。

「今まで市民の方から御意見をいただく場面がなかったので、今回、ツイッター上で評価や御意見を寄せていただき、ありがたく存じます。」(担当者)

「パっ!撮るん。」はAppStore、GooglePlayから無料でダウンロードできる。

相模原市提供

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トップページには、電話での通報方法や相模原市からのお知らせが確認できるメニューもある。

「メールで通報」を選択すると、カメラの起動、またはすでに撮影した画像を選択して通報できる。

相模原市提供

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通報を受けた結果、対応し修繕まで完了した事例がこちら。

相模原市提供

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これが、次のように補修された。

相模原市提供

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以前からガラケー通報システムがあった

実は相模原市では、平成16年から20年までの間、携帯電話、いわゆるガラケーを利用した通報システムを提供していた。

しかしガラケーの特性上、新機種が発売されるたびシステムのアップデートが必要となり、継続が困難になってしまった。

だが、時間が経つにつれ、スマートフォンの普及率が上昇した事が、再スタートを切るきっかけになる。

市民が手軽に通報できるアプリを市内の事業者と協働開発されたのが「パッ!撮るん。」だった。

2015年1月5日に試験運用が始まり、4月から正式スタートした。

通報から2、3日で対応可能に

アプリの操作方法はシンプルで、画面の指示にしたがって選択、撮影すれば完了だ。

もちろん、修繕の規模にもよるが、通報を受け取ってから「道路の穴に関しては、通報いただいてから2、3日で対応しています」(担当者)とのこと。

通報された内容に関して、対応を完了させているのは67%に及ぶ(2015年9月現在)。

市民にもっと利用してもらいたい

相模原市では、今後もアプリの改良を行い、より多くの市民に利用してもらいたいとのこと。

位置情報の取得画面で、地図に国土地理院とGoogleマップのどちらかを選択できるようにしたほか、GPSがオフになっていても通報できるようにするなど、操作性の向上をはかっている。

相模原市提供

相模原市提供(※画像を一部加工しています)

一般市民が生活上の問題をテクノロジーで解決しようとする活動は各地で行われているが、市が先導して市民が手軽に通報できるシステムを作っていることは、市民なら頼もしく感じるだろう。

今後は道路でのトラブルだけでない場面での応用にも期待したい。

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