「リアルすぎる」ジオラマを作る男子高校生クリエーター、夢を語る

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Instagram / mozukope

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作品をネットに投稿すると「リアルだ」「こだわり方がすごい」と絶賛されているアカウントがある。その作品のひとつがこれだ。

1/6部屋

@mozukopeが投稿した写真 –

「よくある男子高校生の部屋です」と言われると信じてしまうが、実はジオラマだ。

ゴミ箱から見え隠れしているゴミ、無造作に床に散らばっている雑誌など、リアリティに溢れた作品に仕上がっている。

@mozukopeが投稿した写真

このジオラマを作ったのはMozuさん。2016年2月現在、都内に住む高校2年生だ。

部屋のイスひとつにも、リアリティを追求するこだわりの強さが見える。

イスの足下にある、メーカー名などのデカール(転写式のシールでプラモデルによく使われる)も本物と同じようなものを作り、貼り付けているのだ。

http://ameblo.jp/rokubunno1-2-3

Mozu流ジオラマコマ撮りアニメーション

親と一緒に絵を描いていた子ども時代

Mozuさんにジオラマを作るようになったきっかけなどを聞いてみた。

「小学5年生の頃、友達にガンプラを勧められたのが直接的なきっかけです。元々、物心ついた時から親と一緒に絵を描いたり、プラモを作ったりしていました」

ツイッター上ではトリックアートも披露している。2つの三角定規はどちらかが「絵」だ。

※正解は「下が本物」

時間も集中力も必要なジオラマ制作、しかも現役の高校生ということで制作の時間はおのずと限られてくるが……。

「そうですね。平日は帰ってきてから寝るまでほとんどが制作の時間です。休日は一日中(ジオラマを)作ったり友達と遊んだりしています。僕も一応高校生なので友達とも遊びたいんです(笑)学業との両立は……すでにできてないです(苦笑)」(Mozuさん)

Mozuさんのご両親も、絵を描いたり映画を作ったりしてきた。Mozuさんが幼い頃から一緒に絵を描いたりしてきたということで、今取り組んでいるジオラマの制作にも大変好意的だという。

 「ひつじのショーン」を作る会社に入りたい

イラストやジオラマを制作しているが、Mozuさんは自ら「ジオラマアニメーター」と名乗っている通り、作品のメインは「コマ撮りアニメ」なのだという。

「故障中」というタイトルのコマ撮りアニメをYoutubeにアップしている。ここで登場しているジオラマはもちろんMozuさんが作ったものだ。

作品へのコメントも、Mozuさんが高校生であることへの驚きと将来性に期待するものが多い。

  • クオリティ高いです。将来が楽しみ!
  • すごいすごいすごい!めっちゃ有望な高校2年生だー!
  • これはキネコ国際映画祭で上映すべき。高校生が作ったと知ったら影響受けるキッズいると思うし。大人のプロは高校2年生が作ったと知ったら涙目になると思うけどw

部屋や、コマ撮りアニメに登場する本屋など、身近なものが題材になっているのは、身近にあるからこそなのだという。

「学校へ行く途中で見つけた物や、街の中にある電柱など身近なものはめっちゃ研究できるからです。細かいところまで、よく観察できるので」(Mozuさん)

Mozuさんは高校の芸術科に所属しており、その高校生活も残り1年。

進路として様々な選択肢が考えられるが、Mozuさんはこれからもジオラマを作りコマ撮りアニメーターとしての道を進んでいくそうだ。

「このままコマ撮りアニメーターとして生きていきたいです。僕にコマ撮りの存在を教えてくれた『ひつじのショーン』を作ってる会社に入れたらいいなと思っています」(Mozuさん)

『ひつじのショーン』はイギリスの制作会社によるクレイアニメーションで、日本でもNHKで放送された人気作品だ。

将来、日本人アーティストのコマ撮りアニメが発表されたら、それはMozuさんの作品かもしれない。

現在は学校の机とイスを作っている最中だ。

このホースについて語り合える人がいるなら、お友達になれるかも。

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