市民に正しい天文知識を教えるために作られた「世界最古のプラネタリウム」が美しい

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Flickr_Roel Wijnants

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世界最古のプラネタリウム「アイジンガー・プラネタリウム」をご存知だろうか?

アイジンガー氏による造語

世界で最初に作られたというアイジンガー・プラネタリウムは、オランダ北部のフラネケルに18世紀に作られた天井惑星儀。

Flickr_James Stringer

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当時、羊毛仲買人でアマチュア天文学者だったアイゼ・アイジンガー氏によって「プラネタリウム」という言葉とともに生み出された。

プラネタリウムという言葉は、惑星という意味の「プラネット」と何かを見る場所という意味の「アリウム」という言葉を合体させてできたアイジンガー氏による造語だという。

世界の終わりが来ると予言

どうして自宅にアイジンガー氏がプラネタリウムを作ってしまったかというと、一般市民に正しい宇宙の知識を伝える必要があると感じたため。

Eise Eisinga

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1774年5月8日に天文学者が「水星・金星・火星・木星・月が1度に見えるという珍しい現象」を発表。

この現象のせいで「惑星同士が衝突し世界が終わるだろう」という予言をする人が出現し人々は大混乱に陥ったという。

構想から7年

そこでアイジンガー氏が「町の人達に正しい天文知識を」と一念奮起。

構想から7年かかって、ついに自宅のリビングにの天井に「太陽を中心に水星から土星までが毎日正しい位置に表示されるという模型」を作り上げた。

Eise Eisinga

Eise Eisinga

その模型を使って町の人々にに「惑星は衝突せず、世界の終わりがやって来ない」ことを示したそう。

Eise Eisinga

Eise Eisinga

200年以上経った今でも正確に動き続けている世界最古のプラネタリウム。今でも当時の姿でプラネタリウムに訪れる人々に正しい天文の知識を届けている。

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