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まるでクリスマス・イルミネーションのよう!光輝くポップアップカードが幻想的で美しい

ATELIER COCO

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光輝くポップアップカードが幻想的で美しく、いつまでも見ていたくなると話題を呼んでいる。

思わず世界観に引き込まれる

この作品を制作しているのは、創作家・ATELIER COCO(アトリエココ)のcocoroさん(@atelier_coco)。

こちらは“アルトの祭壇”というタイトルの作品。まるでファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような情景が広がっている。

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ライトを使用することにより、作品の繊細な凸凹や陰影がより一層楽しめる。

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その精巧な造形と光と影が織りなす幻想的な世界に、思わず引き込まれてしまう。

今回はcocoroさんに“細密ポップアップカード”を制作し始めたキッカケから、制作する上でこだわっている部分や難しい箇所に関してなどを伺った。

絵が飛び出るともっと楽しい

――“細密ポップアップカード”を制作し始めたキッカケは?

最初は絵だけを描いていたのですが、途中で「絵が飛び出るともっと楽しいな」と思いポップアップカードを作り始めました。

ATELIER COCO

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工作は好きで器用な方だったので、市販品を買って分解し見よう見まねで作り始めました。

始めは簡単な仕組みしかできませんでしたが、次第に仕組みもわかり、今では独自の手法を身につけて複雑なものを作れるようになりました。

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さらに、初期の頃はポップアップの土台に家や人物などを切ったパーツを貼って作る方法で制作していましたが、途中から土台とパーツを一緒にした“1枚切りポップアップカード”を作るようになりました。

1枚切りを作り始めたのは、商品として作る効率を上げるためという理由もあります。

なんとなくライトを置いてみたら

――作品をより一層楽しむため、ライトを使用するというアイデアはどうやって生まれましたか?

ライトのアイデアは偶然です。

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初めて1枚切りのポップアップカードを作った時に裏側に空間ができたので、なんとなくライトを置いてみると印象がガラッと変わり驚きました。

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さらにその後、小学生向けのワークショップを行った際に、参加していた子が7色に変わるキャンドルライトを1個入れるところに2個入れてしまったのですが、(2個入れたことにより)色が混じり合い、よりキレイに楽しめるという発見もありました。

それ以来、ライトを入れることも考えて設計するようになりました。

自然で美しい造形にすること

――作品を制作する際に工夫している部分を教えてください。また、気を使っている箇所は?

(作品を)作り始めるときは、光よりも自然で美しい造形にすることを考えています。同時に開閉のしやすさ、壊れにくさなどを考えています。

ATELIER COCO

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ある程度設計図のラフができたら一度試作し、実際にライトを入れて確認しています。

このときに造形が崩れない範囲で、光のもれ具合にメリハリをつける調整していますね。

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数値がズレると全体に影響することも

――作品を制作する上で、特に難しい部分は?

僕の場合、最初は粘土をこねるように感覚的に作りたいので、フリーハンドで設計図を作っています。

その後手書きの設計図をパソコンの取り込み、Photoshop(アドビシステムズ株式会社の画像・写真編集アプリケーション)上で折り曲げ箇所の数値を整えるのですが、数カ所1、2ミリずれているところがあり、その調整が大変で苦労します。

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ポップアップカードの場合、基準線(開閉時のノドの部分)に従って数値を整えます。

苦労もなくすんなり調整できることもあるのですが、複雑で入り組んだ場所の1箇所の数値がずれてる場合は全体に影響するので、修正もより複雑になります。

いちばん注文が増えるのは冬!

――作品は購入できますか?

基本的に直売前提のお求めやすい価格設定なので、委託はあまりしておらずイベントとネット販売中心となっています。

デザインフェスタなどのアートイベントでも販売しています。出展場所の詳細はWebページで掲載しています。

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特に冬はいちばん注文が増える時期ですね。

クリスマスツリー代わりなど、冬のイルミネーションとして飾られる方や贈られる方は多いです。

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テーマは“魔法で滅んだ国”

――今まで制作された中でいちばん気に入っている作品は? 

色々ありますが、“ウルニエ白亜城”という作品です。テーマは“魔法で滅んだ国”ですね。

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光のもれ方や陰影も迫力があり、光を入れた作品の中でも1、2番の人気があります。

いちばん最初の1枚切りポップアップカードであり、長年展示・販売しているので思い入れもありますね。

偶然性と想像力を超えた想像性を

――今後の活動に関して教えてください。

今後の決まった計画はありませんが、より楽しめる作品作りを目指していきたいと思っています。

あと、活動方針では偶然性を大切にしていまして、作品作りでもそうなのですが、完成をあまり想像しないようにしています。

自分の想像力を超えた想像性を求めており、1枚切りポップアップカードに光を偶然入れて感動したように、今後も制作途中の失敗や思いがけない出会いによって自分自身をワクワクさせる作品に繋げて行きたいと思っています。

現在は個展に向けて思案中

どこか遠い世界にある幻想的で美しい国が飛び出して来たかのようなポップアップアート作品を制作するcocoroさん。

今後の展示会は未定だが、「アートイベントの入賞特典で30メートル×7メートルの大きな展示空間を借りれることになったので、現在はその個展に向けて思案中ですね」とのこと。

今後のイベントや展示会の情報は決まり次第、TwitterWebページに掲載してくれるそう。彼の作品世界にまるごと浸ってみたいと思っている方は要チェックだ。

また、ポップアップカード作品はイベント以外に、minnecreemaなどの販売サイトからも購入が可能だという。

2015年11月26日には、『つくって楽しい、贈ってうれしい かわいい立体折り紙』(エムディエヌコーポレーション)を出版。

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他にもエポック社ジグソーパズルを制作するなど、様々な企業やアーティストとコラボレーションしている。

cocoroさんの作品が気になる方は、ぜひTwitterのアカウントをフォローしてみてはいかがだろうか。

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