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どう見ても本物!粘土で制作した“きのこ盆栽”が精巧すぎる

渋谷 卓人

渋谷 卓人

粘土で作成した“きのこ盆栽”が精巧すぎて本物にしか見えないと話題を呼んでいる。

リアルにしか思えないほど見事な再現力

この作品を制作しているのは、きのこ盆栽家の渋谷 卓人さん(@kinoko_bonsai )。

ふわっとした傘とそこについた小さな葉が、自然の中に自生している本物のきのこにしか見えない。

渋谷 卓人

渋谷 卓人

リアルなきのことしか思えないほどの見事な再現力には、思わず舌を巻いてしまう。

今回は彼にきのこ盆栽を制作し始めたキッカケから、制作する上でこだわっている部分や難しい箇所に関してなどを伺った。

森で観察したきのこを室内でも眺めたい

――“きのこ盆栽”を制作し始めたキッカケは?

以前からきのこが好きで、森で観察したきのこを室内でも眺めてみたいという思いから制作を始めました。

最初に制作したのはベニテングタケのきのこ盆栽です。

また、以前から模型を製作しており、もの作りは継続的に行っていました。

簡単に入手できるもので制作する

――制作するきのこの種類によって、材料となる粘土は違いますか?また、お気に入りの材料や道具を教えてください。

基本的に材料は石粉粘土を使用しています。

道具はデザインナイフや紙やすりなど、ホームセンターで簡単に入手できるもので制作しています。

渋谷 卓人

渋谷 卓人

とにかく野外へ出て本物を観察する

――実際のきのこのように再現するために工夫されている箇所を教えてください。

本物そっくりに制作するには、とにかく野外へ出て本物を観察するしかありません。また、忘れないよう資料として色々な角度から撮影することにしています。

ツヤがあるようなきのこでも、単純にニスをべた塗りしてしまうと作り物っぽく見えてしまうので、どれだけツヤを与えるべきか、塗布量を微妙に調整したりしています。

本物を見て触ったほうが着想が湧く

――モデルとなるきのこは自然を散策中に見つけることが多いですか?また、着想やインスピレーションはどこから?

モデルになるきのこは、基本的に観察したものを参考にしています。

図鑑を元にすることもありますが、やはり本物を見て触ったほうが構図などの着想が湧きます。

私の作品は鉢ときのこの組み合わせ相性もあるので、構想を立てる時点でどの鉢がよいか、どの位置に植えるべきかと、よく頭のなかでイメージしています。

それから、モチーフになるきのこはあくまで観察目的で、食べることは稀ですね。

破れないように成形するのが難しい

――今まで制作された作品の中でいちばん難しかった作品は?

いちばん難しかったきのこは“キヌガサタケ”です。制作には2週間ほどかかりました。

渋谷 卓人

渋谷 卓人

キヌガサタケはレース状の白い部分の制作が大変です。

基本的に粘土が柔らかいうちにおおまかな形を作るのですが、非常に薄いため破れないように成形するのがとても苦労しました。

次はさらにリアルに作ろう!

――作品を制作する過程で、特に気をつけている箇所を教えてください。

きのこには個体差があり、正解というものがありません。

渋谷 卓人

渋谷 卓人

よい作品ができたと思ってもそこで満足せずに、次の作品ではさらにリアルに作ろうと心がけています。

今後は“きのこ盆栽”の販売も検討中

じっくりと丁寧にきのこを観察し、それぞれの個体差を考え微妙な色合いを調整しながら、細部まで作り込んで作品を作り上げていく渋谷さん。

森を散策中に発見したきのこを精巧に再現しているため、自然を身近に感じられる“きのこ盆栽”。その可愛らしさに、窓辺に飾ってじっくりと眺めたくなってしまう。

渋谷 卓人

渋谷 卓人

現在、残念ながら彼の作品は購入できないが「今後は販売も考えています」とのこと。

2014年6月19日には、『きのこ盆栽』(築地書館)を出版。なんと“きのこ盆栽”の作り方も掲載しているという。

渋谷さんの作品が気になる方は、ぜひTwitterのアカウントをフォローしてみてはいかがだろうか。

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