なんで?サッポロビールが「極ZERO」問題で差額税額を納付する方針

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サッポロビール

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桐谷美玲と三村マサカズが登場し、「世界初の新ジャンル」と宣伝していたサッポロビールの「極ZERO」。プリン体0、糖質0の極ZEROは、ビールでなく、発泡酒でもない「第3のビール」として販売されていた。

味については「マズイ」と切り捨てる人も居れば、「値段の割には美味しい」、「結構ウマイ」と評価は真っ2つに分かれていたが、安く飲むことの出来るアルコール飲料として、売れ行きは好調だった。

5月末に突如販売を一時的に終了

その極ZEROが、5月をもって販売を終了した。三村マサカズが極ZEROを飲むCMも、もちろん流れていない。なんとも、モヤモヤする話だ。

販売終了の原因は、「税金」だった。サッポロビールは、「麦芽、大麦、ホップの使用量を最適化し、プリン体フリー原料を組み合わせた独自の製造方法」(サッポロビールHPより)で製造し、第3のビールとして販売していたものの、国税庁から第3のビールに当たらず、高い税区分なのではないか、との指摘を受けたのだ。

サッポロビールは自主検査などを行い、第3ビールであると結論づけたが、国税庁はそれを認めていない模様で、現在も結論は出ていないようだ。同社は不透明なまま出荷することは出来ないとして、販売終了を決定した。

現在のところ極ZEROがビールに当たるのか、発泡酒に当たるのかは製造過程上公開出来ないとしている。

差額税額を自主納付へ

サッポロビールは差額税額約116億円自主的に支払う方針で、7月15日から発泡酒として販売を再開する。親会社のサッポロビールホールディングスが、116億円を特別損失として計上する模様だ。

酒税法とメーカーの攻防が続いている

メーカー側は製造方法を工夫し、品質を保つことで消費者により安価で美味しいアルコール飲料を提供してきた。より安い税額で製造販売することの出来る発泡酒も、メーカーの努力と工夫により誕生し、高い人気を得た。

しかし、人気と見るや国は酒税法を改正し、発泡酒への税額を引き上げた。これにより、販売価格を上げざるを得なくなったのである。

ならばと各メーカーは第3のビールの製造販売に着手。やっとの思いで独自の製法を開発し、再び安価でアルコール飲料を販売したのだが、またしても国税庁の「待った」に足を止められた形だ。

国税庁が不正を許さない姿勢を貫いていると見るか、「取れるところから取ろう」としていると見るかは皆さん次第だ。なんとなく納得行かない気もするが、皆さんはどう感じただろう。

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