名医よ集まれ!養父市が「やぶ医者大賞」を創設!

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養父市

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信用出来ない医者や、医療事故などを引き起こした医者を一般的に「藪医者」と呼ぶ。なぜ「藪」と言うのか、考えたことがあるだろうか?竹やぶに入っていたほうが自然治癒力が発生するから?あるいは、医師と患者の信頼を「破る」からだろうか。

兵庫県養父市が「藪医者」の語源という説がある

やぶ医者の語源には、諸説ある。まず1つは、「野暮な医者」が訛って、「藪医者」になったと言う説。そしてもう1つは、田舎の巫医を表す「野巫」がなぜか「藪」になったと言う説だ。どちらも、少々無理とも思える説である。

有力な説として挙げられるのが兵庫県養父(やぶ)市発祥説だ。江戸時代、俳人森川許六がまとめた俳文集に、養父市にひっそりと暮らしている医者が瀕死の患者を次々と治した医師が登場する。

その医師は「養父医者」と呼ばれ、住民から大いに信頼された。そして、その医者は自身の技術を後世に残そうと、弟子を多く取ったのだ。しかし、弟子たちは出来の悪い者が多く、養父医者の評判が落ち、いつしか下手くそな医者を「藪医者」と呼ぶようになった、と言うものだ。

真偽のほどは不明だが、1番説得力のある説ではないだろうか。

藪医者を逆手に取り、「やぶ医者大賞」を設置

 養父市は25日、僻地などで医療に従事する優秀な医師を称える賞、「やぶ医者大賞」を創設したと発表した。受賞資格は「へき地の公的病院、または診療所(民間含む)に5年以上勤務する概ね50歳までの医師で、地域医療に頑張っている医師」(養父市ホームページより)で、表彰者には50万円と賞状が送られる。

応募方法は「私はやぶ医者です!」と名乗りでるのではなく、公的団体などによる推薦となる。「アイツはやぶ医者です!」と言われると、少々複雑な気もするが、あくまでも地域医療を支える医師を称える賞である。

この賞が医師にとって励みとなる事は間違いない。第1回の表彰式は、12月13日に行われる予定だ。

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