生食は危険!厚労省が「ジビエ」の衛生管理について指針策定へ

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ジビエとは、野生鳥獣の肉である。主にヨーロッパで愛好されており、特にフランスでは古くから貴族に親しまれていた。最近、日本でもフランス料理流入の影響もありジビエ料理を提供するレストランが増えているようだ。

フランスでは野うさぎ、シカ、イノシシなどの獣類とアヒル、キジ、ヤマシギなどの鳥類がジビエとして調理されている。日本ではイノシシ、シカ、クマ、ギジなどがジビエとして提供されているようだ。

中国地方で捕獲されたイノシシの42パーセントがE型肝炎ウイルスに感染していた

ジビエ料理については、5パーセントの人が食後体調不良などの健康被害を受けた事が厚生労働省の調査で判明している。また、同研究班によると2009年から2011年の間に中国地方で捕獲されたイノシシの42パーセントがE型肝炎ウイルスの感染歴があった。

さらに九州でも22パーセント、関東でも8パーセントのイノシシに感染歴があった。また、一部料理店でジビエのたたき、刺し身などが提供されている事をキャッチした。

元々危険度の高い食肉である上に、生食提供などが横行している事態を重く受け止め、ジビエに関する統一指針を策定する事を決めた。

今後全面禁止される可能性は?

レバ刺しの全面禁止に続き、ブタ刺しも全面的に禁止される事は、既報の通りだ。どちらも、「レバ刺しが食べられないなんて信じられない」、「ユッケがないから焼肉屋に行くのを止めた」と言うように、惜しむ声が多い。

危険な食肉を食べさせられないと言うのが厚生労働省の論理だが、「自己責任でしょ」と言う声もある。ジビエについては、現状衛生管理の指針を策定する段階で早期に全面禁止される可能性は低いと思われるが、今後食中毒が頻発すれば、同様の措置となる可能性が高い。

但し、ジビエについても他の食肉と同様に、十分に加熱すれば問題なく食すこの出来る肉である。要は、調理方法の問題で、「フグと一緒だ」と言う声も多い。

自己責任か、国が危険な食べ物を規制すべきなのか。この議論は、今後も続いていくようだ。

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