あの元横綱がガン手術をしていた!経過は良好

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Peter 111/Wikimedia Commons

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歴代横綱の中で、一番強い力士は誰なのか。相撲ファンならば、一度は考えたことのある話題である。全員が全盛期と仮定すると、かなり難しい。

名前が挙がってくる力士と言えば、幕内優勝29回の大鵬、横綱在位1位の北の湖、生涯勝利数1045勝の千代の富士、平成の大横綱貴乃花、暴れ馬朝青龍、そして白鵬だろう。いずれも、噂に違わぬ実力を持つ。個人的には、双羽黒を推したいところだが。

黄金の左で一時代を築いた横綱・輪島

学生横綱として鳴り物入りで角界入りし、わずか2年半で横綱に登り詰めた伝説の男が居る。第54代横綱輪島大士である。北の湖と優勝争いを繰り広げた横綱時代は、輪湖時代と呼ばれ、多くの相撲ファンを熱狂させた。

さらに相撲引退後、ジャイアント馬場率いる全日本プロレスに入団。黄色パンツでスタン・ハンセン、ロードウォリアーズなどの強豪外国人に挑んだ。また、同じ角界出身の天龍源一郎との戦いは壮絶を極め、時には顔に靴紐の跡が付くこともあった。当時UWFに所属していた前田日明は、天龍源一郎が輪島大士の顔面を容赦なく蹴り続ける姿に、驚愕したと言う。

また、ジャイアント馬場さん宅の冷蔵庫に入っていたキャットフードを「ウマイウマイ」と食べていた、など、ユニークなエピソードも多い。

プロレス引退後はとんねるずの生ダラに出演しお茶の間の人気者になるとともに、アメリカンフットボールの監督も務めた。2009年にはNHK相撲中継に復帰するなど、精力的に活動していた。

2013年秋に下咽頭ガンが発覚、12月に切除手術

その輪島大士氏が、昨年12月に下咽頭ガン切除手術を受けていた事がテレビの取材などで明らかになった。術後の経過は良好で、4ヶ月入院し、現在は自宅療養中だそうだ。命に別条がなくて、本当に良かったと思う。

しかし、その手術で同氏は声帯を失ってしまったそうだ。なんとも衝撃的なニュースに、ネットユーザー、かつての相撲ファン、プロレスファンから驚きの声があがっている。

プロレス界では以前全日本プロレスに所属していたスティーブ・ウイリアムスが同じ病気にかかり、声帯を失ったもののリングに復帰した事がある。輪島氏がリングに上がることはもう無いだろうが、声は失っても相撲の技術や横綱としての心構えは違う形で伝えることが出来るはずだ。

今はゆっくりと休んでもらい、また違った形で活躍する「第54代横綱輪島、」を見たいものである。まだまだ、これからだ。

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