校長監督の夢叶わず!PL学園が決勝で敗退

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PL学園高校野球部ホームページ

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高校野球の歴史において「最強チーム」と呼ばれる事の多い高校、PL学園。桑田真澄、清原和博を擁し甲子園で勝ちまくった姿は、社会現象とまで言われた。

KKコンビ時以外にも片岡篤史、野村弘樹、立浪和義、福留孝介、今江敏晃、前田健太など数多くの有望選手を排出してきた。

不祥事で監督不在に

かつては高校球児の憧れの的で、意味もなくユニフォームの胸を抑えるポーズを真似する選手が増えるなどしたPL学園野球部だが、ここ5年大阪桐蔭高校などに押され、夏の甲子園に出場できていない。

更に昨年は部内で暴力事件が発覚し、夏の予選は対外試合禁止処分で出場できず、監督は引責辞任した。その後指導者が見つからず、秋の大会の出場が危ぶまれた。

野球経験のない校長が監督兼部長としてベンチ入り

そんなピンチに立ち上がったのが、PL学園高校校長の正井一真校長だった。野球経験の全くない同校長が「監督」に就任し、甲子園を目指すことになったのである。秋の大会では近畿大会で敗れ、甲子園出場はならなかったが、大阪府大会をで2位に入り、復活を予感させた。

校長はサインや選手交代など、野球のことは選手に任せ、自身は選手のサポート役に回った。レベルの高い夏の大阪府大会において、監督不在のPLは苦戦するものと思われたが、見事な快進撃で決勝進出を果たした。

大阪桐蔭に敗れ甲子園出場はならず

30日に行われた府大会決勝戦に、5年ぶりの甲子園出場を目指したPL学園だが、大阪桐蔭の壁は厚く、1-9で破れ甲子園出場の夢は潰えた。皮肉にも勝った大阪桐蔭は桑田清原時代のPL以来となる大会3連覇を達成した。

ネットユーザーからは「素人監督が甲子園に出る姿を見たかった」との声が多かったが、高い壁に阻まれた。最後は控え部員ながらサインを送り続けた選手が代打に立ち、戦いを終えた。

今後の監督は未定

正井校長が今後も指揮を取り続けるか否かは未定だそうだ。PL学園野球部OBは多く、母校のピンチを救おうと名乗り上げるOBが出てくるのだろう。

また、最近は元プロ野球選手でも研修を受ければ学生野球の監督に就任でき、既にOBの田中一徳氏、小早川毅彦氏、得津高宏氏、加藤英司氏らが学生野球資格を回復させている。監督に就任しても不思議ではない。

甲子園の舞台に「PL」の人文字と一世を風靡したユニフォームは戻ってくるだろうか。

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