将棋電王戦の第三局はコンピュターの勝利!注目度の高さに驚きの声

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電王戦FINAL公式サイト

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28日、プロ棋士とコンピュターソフトが対決する「将棋電王戦FINAL第三局稲葉陽七段対やねうら王」が函館五稜郭で行われ、116手でやねうら王が勝利した。

プロ棋士の連勝で迎えた第三局

5対5の団体形式となってから3回目を迎える今回の電王戦はプロ棋士の研究が深く、第一局で斉藤慎太郎五段がエイプリーに、第二局で永瀬拓矢六段がセレネに勝利している。

第二局では有利な局面で永瀬六段が角を成らない1手を指したところ、セレネが不成りに対応出来ず王手放置の反則負けとなり、大きな話題となった。

プロ棋士側が連勝するのはこれまで例がなく、第三局で初の勝ち越しが掛かっていた。

中盤からやねうら王が優勢に

注目の対局は、序盤稲葉七段が研究手と見られる横歩取りに誘導し、ペースを握ると思われた。しかし稲葉七段に何らかの計算違いがあったのか、激しい攻め合いとなり、中盤以降やねうら王がペースを握り形勢を好転させ、ジリジリとリードを広げた。

稲葉七段側は自身の玉が相手陣の3段目から1段目に入る状態で、コンピューターの苦手分野と言われ、詰みにくいとされる「入玉」も視野に入れながら、3五の地点で賢明に粘ったものの、入玉することが出来ず、やねうら王の猛攻を受け、無念の投了となった。

これで通算成績はプロ棋士側の2勝1敗となり、人間側初の勝ち越しはお預けとなった。

高い注目度

電王戦の模様はニコニコ生放送で完全中継され、来場者数が50万人を超える盛況となった。プロ棋士とコンピューターの団体戦形式は2013年からスタートしているが、「人間対コンピューター」と言う図式が好評なうえ、ネット中継されていることで、普段将棋を見ない若者が興味を持ち、将棋ファンとなるケースが急増している。

さらに将棋と全く関係のない地上波テレビのニュース番組にも頻繁に取り上げられ、結果が再三報じられている。第一局で勝利した斉藤慎太郎五段は、端正なルックスもあり、人気が急上昇しているようだ。

また、第二局のソフトのバグを突いた一手も再三取り上げられ、プログラマーやSEたちの話題の的となったと聞く。一部には「バグで対局が終わった」と言うことが他人事と思えなかったSEも存在したそうだ。

今後展開される電王戦FINAL4局、5局も人間とコンピューターの最終決戦に結果が出ることから、更に注目度が高まると見られている。

なおFINALと銘打たれているように、今回で人間対コンピューターの対決は終了となる。

ネットユーザーからは様々な声

ネットユーザーからも様々な反応があった。

次回は村山慈明七段とponanzaが4月4日に奈良県の薬師寺で対局する。非常に強力な攻撃力を持つと言われるponazaに対し、村山七段がどのような指し回しを見せるのか注目される。

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