情報処理学会が「コンピューター将棋プロジェクト」の終了を宣言へ!数年後に棋士は勝てなくなるとの結論

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情報処理学会が 「コンピューター将棋プロジェクト」の目的完了による終了を宣言することが10日、わかった。

2010年からコンピュータソフト対プロ棋士の対局がスタート

情報処理学会は2010年に「コンピューター将棋プロジェクト」を立ち上げ、日本将棋連盟の米長邦雄会長(当時) に対し挑戦状を叩きつけた。米長会長がこれに呼応し、当時の清水市代女流王将とコンピュータソフト「あから」の対局が実現。「あから」が勝利し、話題となった。

その後プロ棋士とコンピューター将棋ソフトが対局する「電王戦」がスタート。2013年からは団体戦形式となり、過去2回はコンピュータソフト側が大きく勝ち越す結果となった。

しかし2015年に行われた「電王戦FINAL」ではプロ棋士側がコンピュータソフトを徹底的に研究し、3勝2敗で勝ち越し。人間側が一矢報いた形となり、「人間側も事前研究をしっかり行えば太刀打ち出来る」との見方が広がったが、事前貸し出しの有無を巡って議論も巻き起こった。

学会が「今後人間側が全く勝てなくなる」と終了宣言へ

 一部報道によると、学会はプロ棋士の棋譜を元にソフトのレーティングを独自に算出。その結果、現在4つのタイトルを持つ羽生善治名人とレーティングが並んだそうで、学会は「数年後にはプロ棋士がコンピューターソフトに勝てなくなるのは確実」としてプロジェクトの終了をする方針を固めた。

プロ棋士側としては聞き捨てならない発言のようにも思えるが、日本将棋連盟は「今後はパートナーとして良い関係を持続していきたい」とコメントしている。

ネットユーザーからは賛否両論

ネットユーザーからは今回の宣言について

  •  棋士が勝てなくなっていることは事実だから仕方ない
  • これ以上対局することに意義を感じない
  • 共存共栄を目指して欲しい
  • 人間とコンピューターは戦うべきではない
  • プロ棋士は奮起するべきだと思う
  • 勝利条件としては無理がある
  • 羽生さんと対局して欲しい

などの意見があった。

電王戦は来年も開催の予定

情報処理学会は「終了」を宣言しているが、人間とプロ棋士が戦う電王戦については、新棋戦の叡王戦優勝者と電王トーナメント優勝ソフトの2番勝負に形式を変え開催される予定となっている。

「今後勝てなくなる」と言われたプロ棋士の逆襲はあるだろうか。

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