「これも時代の流れか…」大阪新阪急ホテルが婚礼事業から撤退

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5日、阪神阪急ホテルズが「大阪新阪急ホテル」の婚礼事業を撤退させる方針を固めたことがわかった。

婚礼スペースを客室に改装

阪急梅田駅に直結する「大阪新阪急ホテル」はそのアクセスの良さと高級感を引っ提げ、宿泊だけではなく結婚式場としても高い人気を誇っていた。

しかし、結婚式を挙げないケースやハウスウェディングの増加でホテルで式を挙げる夫婦が減少。

同ホテルも件数が1970年代の全盛期から4分の1程度に減っており、撤退を決断した。今後、現在婚礼関連のスペースを客室に改装する。

ホテルの婚礼離れは深刻

ホテルでの婚礼離れは、婚礼事業を抱えるホテル事業者の頭を悩ませている。2015年に矢野経済研究所が発表した調査によると、2009年以降結婚式を挙げる夫婦そのものが減少。

2005年時点で市場の4割を占めていたホテルの結婚式は2015年に2割程度にまで減り、経営を圧迫。婚礼事業の撤退を検討するホテルが増加している。

「大阪新阪急ホテル」の決断で、追随するホテルが出ることが予想される。

好調な宿泊事業も追い風

今回「大阪新阪急ホテル」が婚礼事業の撤退を決断した背景には、好調な宿泊事業がある。円安などの影響で外国人観光客が大幅に増加し、国内のホテルは高い宿泊率となっている。

「ニッセイ基礎研究所」が9月に発表した調査によると、2015年6月に日本を訪れた外国人観光客は160万2000人と前年同月から大幅に増加しており、都内のシティホテルでは宿泊客の51%が外国人観光客で占められていたそうだ。

宿泊事業が好調な現状では件数が減少し続ける婚礼事業にこだわる必要はなく、客室を増加させる方向になるのは当然だ。「大阪新阪急ホテル」についても好調な宿泊事業を強化するために婚礼事業の撤退に踏み切ったものと思われる。

ネットユーザーからは惜しむ声も

ネットユーザーからは

  • 仕方ないと思うけど寂しい
  • 外国人観光客が増加し続けるとは限らないと思うけど・・・
  • 近くのホテル阪急インターナショナルで式を挙げろってことなんだろうね
  • 時代の流れだな

などの声が挙がった。

時代の流れと言えばそれまでだが、寂しさを感じている人は多いようだ。しかし、宿泊客が増加し婚礼客が減少している現状では、仕方ないのかもしれない。

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