生ゴミがおもちゃに!食品廃棄物をリサイクルする3Dプリンター

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Electrolux/FOODY

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生ゴミや食べ残しなど、国内の一般家庭から発生する食品廃棄物は年間885万トン。

うち55万トンは飼料やメタンなどに再生利用されるが、9割以上は焼却・埋立とリサイクルの状況は芳しくない。※農林水産省『食品廃棄物等の利用状況等(平成24年度推計)』より。

未来の家電デザインコンペ“Electrolux Design Lab 2015”のセミファイナル35作品に選ばれた“FOODY”は食品廃棄物をリサイクルする3Dプリンターであり、一般家庭でのリサイクルの促進につながるアイデアかもしれない。

おもちゃの原料は、食品廃棄物から作られたバイオプラスチック

デザイナーはイタリアのAlbina Basharovaさん。装置上部から投入された食品廃棄物は、粉砕されながら殺菌ランプで乾燥。ナノセルロース技術によりバイオプラスチックに姿を変え、種類ごとに装置内のボトルへ格納される。

利用者は生成したいおもちゃを選択するだけで、ボトル内のバイオプラスチックを原料に3Dプリンターで造形されたおもちゃを手にできる。

Electrolux/FOODY


リサイクルを通じた食育

今まで捨てていた生ゴミや食べ残しが、おもちゃとして生まれ変わる。これまでにない食品廃棄物のリサイクル方法は、食育としての可能性を持つ。

親子で料理を楽しみながら、ニンジンやオレンジの野菜くずを装置に投入。おもちゃ以外にも容器やアクセサリーを印刷することで、リサイクルを共に考える機会が生まれる。

ナノセルロース技術による、食品廃棄物からのバイオプラスチック製造の現実性は不明だが、楽しんで行うリサイクルは活動を促進させるひとつの方向性ではないだろうか。

Electrolux/FOODY

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