「ほめる」か「ほめない」かで、部下のパフォーマンスは20%も違う?!

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「最近の若者は甘い」とよく言われる。たしかに、厳しいビジネスマン生活を生き抜いてきた年配者からすると、そのように言いたくなる場面も往々にしてあるだろう。しかし、部下を率先して「ほめる」ことで、会社の未来が180度いい方向に変わるとしたら、どうだろうか。

 ある調査によると、「ほめる」ことの効果は、科学的にもすでに実証されているそうだ。右利きの成人男女計48人に、左手を使って決められた順序でパソコンのキーボードを打たせ、30秒間で早く正確に入力する練習を12回させたあと、本番としてさらに1回同じことをさせると、自分が褒められる映像を見せられたグループと、そうでないグループとでは、前者のほうが約20%多く打てたのに対し、後者では約14%の向上にとどまったという。

 「ほめる」ことの効果は、ビジネスシーンでも実証されている。白潟敏郎氏が代表を務める経営コンサルティング会社のトーマツイノベーションでは、「おほメール」「ありがとうカード」と称して、メールやメッセージカードを使って社員どうしでほめあうことを習慣づけているという。この取り組みを行うようになってから、社員の士気が高まったことはもちろん、社員間の風通しもよくなり、コミュニケーションが積極的に行われるようになった。

 たしかに、部下が間違ったときには厳しく叱り、軌道修正させることも時には必要だ。しかし、人は「認められている」と感じないと、積極的に動くことはないのも、また事実。「ほめる」ことの効果を認めたうえで、「叱る」「ほめる」の両方を場合に応じて使い分けられるのが、現代の「優れたリーダー」像なのかもしれない。

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