人工地震!? アメリカのあるエリアで頻発している地震について、科学者たちがその可能性を示唆

2013年11月19日 09時00分

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shutterstock
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「人工的に地震を起こす」だなんて、フィクションや都市伝説のように思えるが、実際に人工地震が起きていると、海外サイトの「GEEK.COM」が伝えている。

近年の地震の増加の理由をある科学者たちが解明したというのだ。こう書いてしまうと、まるで東スポに載っていそうな記事なように聞こえるが、読んでいるとそれなりに納得してしまう内容だ。ではどんなことが書かれているのか、詳しく見てゆこう。

The US Geological Surveyの発表によると、アメリカ中東部のマグニチュード3以上の地震発生回数は1967年~2001年には年平均21回だった。それが2010年以降には年平均100回と、約5倍に増えているそうだ。

アメリカは石油産出国でもある。石油採取の方法として、地中に二酸化炭素などのガスを注入して石油を膨張させる方法があるのだが、このガスが地中の岩にひび割れをおこし、地震が頻発しているのだとか。

ただしこれはテキサス州のスナイダーというエリアに限ってのこと。アメリカ国内のほか、世界各国で他にもこの採取方法を採用しているエリアはいくつかあるが、同様の現象は起きていない。スナイダーは古くから油田開発がされているエリア。ある調査によると1975~82年にも油田採掘のために地中に水を注入した結果、地震が増えたこともあるようで、このエリアの地層にも問題があるようだ。

アメリカでは気候変動対策として、大気中の二酸化炭素を地下に注入して隔離する「温室効果ガス隔離政策」が施行されている。この方法は温室効果ガス対策として世界中から注目されているのだが、二酸化炭素注入が地震を引き起こす可能性があるのなら、技術の普及は大きく遅れそうだ。

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