ワニが木を登り、日なたぼっこすることが明らかに

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Climbing behaviour in extant crocodilians

Climbing behaviour in extant crocodilians

ワニは木の上でまったりする……。こんなことを言ったら驚く人も多いだろう。あの大きな体と短い手で、木登りする姿なんて想像できない。しかし、テネシー大学のVladimir Dinets氏らが「Herpetology Notes」に発表した論文によると、ワニは木の上で”日なたぼっこ”をしているのだ。

今回の調査で木登りをすることが分かったのは、オーストラリアワニ、アメリカワニ、アフリカクチナガワニ、ナイルワニの4種類。小さいサイズの方が木登りに適していて、中には4mも登った個体がいたとか。

木の上での日なたぼっこの目的は、体温調節と生息地の監視。時には木の上から餌を探すこともあるそうだ。急な斜面を登るのと、木を登るのは運動原理的に似ており、木登りの能力を知ることで、ワニの陸上での敏捷さが測れるのだそうだ。つまり先に挙げた4種類は、地上の移動もかなり得意だと言える。

実はこのワニの木登りは、地域によっては地元の人たちの中でよく知られていたこと。調査が入ったのは今回が初めてだった。

もしワニの生息地に近づくようなことがあれば、むやみに木の下に近寄らない方がよさそうだ。頭上からワニに襲われるなんて、考えただけでもゾッとしてしまう。

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