一転二転する子宮けいがんワクチンの安全性審議。副作用は“気のせい”か

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ワクチン接種後に長期間続く痛みなどの副作用を訴える人が相次ぎ、2013年6月以降、摂取推奨が中止されている子宮けいがんワクチンの接種。世界保健機関(WHO)のワクチン安全性検討委員会は2014年2月14日、「ワクチンの安全性を再確認した」とする報告をまとめた。

一方、2月25日に都内で行われた国内外の医学者による国際シンポジウムでは、医学者らはワクチンの効果を高めるために含まれるアジュバント(免疫補助剤)が、副作用の原因であると結論付けた。

その翌日に開かれた厚生労働省の検討会では、「科学的根拠に乏しい」として上記の結論を否定。「ワクチンの副作用の多くを心の問題であると結論付けた」と各社は報道した。

一度は否定されたとされるアジュバントとの関係性だが、2月27日には厚生労働省は子宮けいがんワクチンと線維筋痛症の関係を調査すると発表した。線維筋痛症は全身に慢性の痛みが起こり、疲労やうつなどのさまざまな症状を起こす病気。子宮けいがんワクチンの副作用を訴えている患者の中に、線維筋痛症と診断された人がいるのだという。

死亡例も報告されているという子宮けいがんワクチンの副作用。発生率も高く症状も深刻なだけに、慎重に審議してもらいたいものだ。

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