妊婦には有毒な化学物質。8割の医師はアドバイスせず―米調査

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妊婦には有毒になる有毒な化学物質。カリフォルニア大学サンフランシスコ校が2500人の医師に行った調査によると、化学物質の危険性や避け方について、日常的に妊娠中の患者にアドバイスしている医師は、20%程度しかいないことが分かった。有毒な化学物質が生殖能力に与える影響について、正しく教育を受けている医師に至っては、6~7%程度しかいないという。

妊婦を有毒な化学物質にさらす環境とは?

・大気汚染
 ・受動喫煙
 ・ペットボトルやアルミ缶、食品容器に含まれるBPAやBPS
 ・除草剤や農薬の散布
 ・塗料、潤滑剤、溶剤、凍結防止剤などに含まれるグリコールエーテル
 ・ビニールの床材や合皮に含まれるフタル酸ブチルベンジル(BBzP)

なぜ医師はこの話題を避けるのか?

患者に話をしない理由としては、化学物質の与える影響について「結果があいまいだから」「十分な情報がないから」という理由が大多数に上った。

また、「患者を怖がらせたくないから」と答える医師もいた。確かに日常のあらゆるものに有毒な化学物質が含まれているため、完全に避けるのは無理。怖がることでのストレスも妊婦には悪影響なのは確かだ。

医師に求められる対応

この調査を行ったNaomi Stotland医師は、「いかに化学物質の影響を減らすかについて妊婦にアドバイスをする」というカリフォルニア大学サンフランシスコ校の取り組みを紹介した。

また、Jeanne Conry医師は、「化学物質が妊婦に与える影響を明確にするために、立証することが必要だ。また、生産者に対して、これらの化学物質を使用しないように訴える必要もある」と語った。

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