生まれてすぐに死んだはずの娘と49年後に再会―いったい何が起きたのか?

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Facebook/Melika Jackson

Facebook/Melika Jackson

49年間も「娘は生まれてすぐに死んだ」と聞かされていた母親と、「実の母親から捨てられた」と聞かされていた娘が再開を果たした。

黒人が子どもを産める唯一の病院での出来事

予定日よりも3ヵ月も早く、Melanie Diane Gilmoreが生まれたのは1965年の11月25日のこと。当時はまだ黒人への差別が色濃く残っており、ミズーリ州内で唯一の黒人が子どもを産める病院での出来事だった。

母親のZella Jackson-Priceは一度も娘を抱くことなく、病院から「娘は死んだ」と聞かされたのだ。

実の母親を探していた娘

養子として引き取られたMelanieの人生は、順風満帆とは言えなかった。3歳で聴力を失い、20歳で育ての母親を失った。

その後、アメリカ北西部にあるオレゴン州に渡ったMelanieは、実の母親であるZellaを探し始める。Zellaが住んでいるミズーリ州はアメリカ中部の州。探し出すには、あまりにも遠い距離だった。

再会を実現したのはFacebook

Melanieの子どもたちも昨年から母親探し(自分たちにとっては祖母探し)を助けるように。Melanie が母親を探し始めた30年前と現在とで大きく違うのはFacebookの存在だ。

Melanieの娘、MelikaはFacebookでZellaの家族を発見。Zellaが1965年に女の子を出産していたことを知ると、Melanieに内緒でDNAテストを行い、一致を確認した。

そしてMelanieに実の母親との再会をサプライズプレゼントしたのだ。距離が遠いため、直接の対面とはならなかったが、その時の動画がある。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=BM-_6L8DvIM[/youtube]

「実の母親から捨てられた」と聞かされていた

初めての対面を果たした際、Melanieは母親に「愛している。あなたを許すわ」と伝えている。Zellaが「娘は死んだ」と聞かされていたように、Melanieは「実の母親はあなたを捨てた」と聞かされていたのだ。

旅費の寄付を募り、いよいよ対面

Melanie一家は、直接の再会を果たすため、GoFundMeで寄付を募ることに。そして1ヵ月間で8580ドル(約103万円)を集め、4月9日に再会を果たしたのだ。

Mama and daughter finally together!

Posted by Melika Jackson on 2015年4月9日

事件か事故か?

なぜ今回の出来事が起こったのかは、まだ明らかにはされていない。Zellaは真相を究明するつもりでいるが、病院は1979年に閉鎖されており、解明には時間がかかりそうだ。

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