「CIAから置き去りに…」-ゲイの元特殊部隊隊員が驚きの事実を公表

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Facebook/Brett Jones

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ネイビー・シールことアメリカ海軍特殊部隊といえば、海軍の中でも選ばれた人しかなれない実力派のエリート集団だ。

評価は除隊後も高いようで、アフガニスタンでCIAと仕事をする機会を得ながらも、”ゲイだから”という理由で理不尽な扱いを受けた男性がある事実を公表した。

CIAに正式にクレーム

6月にアフガニスタンで起こったというこの出来事。暴露したのは元特殊部隊隊員のブレット・ジョーンズ氏(41)だ。彼は特殊部隊で初めてゲイを公表した人物でもあり、その体験を書物「PRIDE」にまとめている。

具体的なクレームの内容は、グループを指揮していたCIAのエージェントがジョーンズ氏の呼び名を「ゲイゲイ」と変えたり、水もない状態で36度近い炎天下に放り出され、基地に向かって歩かされたりといった嫌がらせの数々だ。

この出来事がきっかけで身の危険を感じたジョーンズ氏は、任務を切り上げて帰国している。

きっかけは同性婚の合憲判断

以前からアフガニスタンでは、同僚からゲイであることをからかわれていたそうだ。

最高裁が「同性婚は認められるべき」と判断したことから、同性パートナーと一人息子を育てているジョーンズ氏へのCIAエージェントの嫌がらせが始まったそうだ。

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水もない状態で36度近い炎天下に放り出された際には、笑い声とともに「歩いて帰れるよな」と言われ、車は去ったという。基地に向かって歩いていると、途中で車が戻ってきてジョーンズ氏を乗せたそうだ。

CIA「深刻に受け止める」

このクレームを受けて、CIAのスポークスマンは「性や人種を理由にした嫌がらせや差別があったかもしれないということを、我々は深刻に受け止める」とコメントしている。

ジョーンズ氏のもとへ、「現在調査中」との連絡も来たそうだ。

キャリアを危険にさらしつつも公表を決断

ジョーンズ氏は2003年に除隊してから、警備会社の社員として働いている。今回の公表では、職務の中にはCIAから指示を受ける内容のものがあることが世に出てしまった。

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それでも公表した理由を、「もしかしたら世の中や人を少しでも変えられるかもしれないと思ったから」とジョーンズ氏は語っている。

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